第5章 「I 医薬品の適正使用情報」 ここで10点獲る!①
こんにちは。随分間があいてしまいました。
もうすでに東海地区の試験は終了してしまいましたが、近いところでは四国地方、中国地方の試験が10月、11月にあるようです。
出題傾向は東海地区と多少違うかもしれませんが、押さえておくべきポイントには共通する点も多いかと思います。
平成28年度までの出題をようやくまとめましたので、第5章、行ってみましょう!
第5章 医薬品の適正使用・安全対策
Ⅰ 医薬品の適正使用情報
第5章の20問中、9~13問(平均11.5問)がここから出題されています。
しっかり傾向を押さえておきたいですね。
目次
- 総論
- 1)添付文書の読み方
- 〈総論〉①改訂年月②添付文書の必読及び保管に関する事項③販売名及び薬効名④製品の特徴
- ⑤使用上の注意〔してはいけないこと〕
- 別表5-1:主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等(してはいけないこと)
- ⑤使用上の注意〔相談すること)
- 別表5-2:主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等(相談すること)
- ⑥効能または効果⑦用法及び用量⑧成分及び分量⑨病気の予防・症状の改善につながる事項(いわゆる「養生訓」)
- ⑩保管及び取扱い上の注意⑪消費者相談窓口⑫製造販売業者の名称及び所在地
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第1章 Ⅱ医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因 パーフェクト出題傾向と解説
それでは、第1章Ⅱのパーフェクト出題傾向と解説です。
まだ、ほとんどがYesNo問題です。
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
目次
- 1)副作用
- 前段 と(a)薬理作用による副作用
- (b)アレルギー(過敏反応)
- 総論
- 2)不適正な使用と有害事象
- 総論 と(a)使用する人の誤解や認識不足に起因する不適正な使用
- (b)医薬品を本来の目的以外の意図で使用する不適正な使用
- 3)他の医薬品や食品との相互作用、飲みあわせ
- 総論
- (a)他の医薬品との相互作用
- (b)食品との飲み合わせ
- 4)小児、高齢者などへの配慮
- (a)小児
- (b)高齢者
- (c)妊婦又は妊娠していると思われる女性(d)母乳を与える女性(授乳婦)(e)医療機関で治療を受けている人等
- 5)プラセボ効果
- 6)医薬品の品質
第1章 Ⅰ医薬品概論 からはここが出るよ
直前になっているので、お役立ち度の高い4・5章を紹介したいのですが、なかなか作業が追い付かず、まとめやすい1章からにします(;^ω^)
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
目次
- 1)医薬品の本質
- 2)医薬品のリスク評価
- 3)健康食品
第1章 出題傾向(H21~28年)
登録販売者試験の基礎中の基礎、第1章です!!
この第1章で9割獲れないようなら、登録販売者になろうとは思わないで!というか、実際合格は難しいでしょう。
9割(18点)獲れなかった人の86%は不合格です!!
逆に、合格者の94%が9割獲っています。8割未満の合格者はほぼいません。
ただし、第1章で9割獲れたら合格できる、と思うのは大間違い!!不合格者の45%は9割獲れています。
つまり、
第1章は9割獲れて当たり前。
合格のための最低必要条件、と思ってください。
でもビビんなくて大丈夫。
普通に勉強すれば、普通に9割獲れるのが第1章です。
素直に人生を生きている人なら心配いりません!
はい、まずは過去8年の出題傾向です。
平成26年より問題作成の手引きのページ数が2ページ増えています。これにより、主題Ⅰ「医薬品概論」(旧:医薬品の本質)からの出題が1~2問→3~4問に倍増しています。
その影響で、主題Ⅱ「医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」からの出題数が減っています。
出題陣もおそらく「できるだけすべての項目から出題する」と指示されている様子が見てとれますので、主題Ⅱに関しては各項目を一通りきちんとやるのと、1)副作用、4)小児、高齢者などへの配慮 は複数出題されるのでさらに丁寧にやりましょう。
主題Ⅳ 「薬害の歴史」も4問は必出でしょう。
詳論でも触れますが、サリドマイド、スモン、CJD、HIV の各訴訟をおさらいしておきましょう。ただ、「年」まできっちり記憶する必要はありません。大きな流れを把握するだけで十分です。
頑張ってください。
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H29年度の問題が公開されました。こちらからどうぞ。
pharmalabo-touhan.hatenablog.com
第2章 出題傾向(H21~28年)
第2章は「医薬関係者になる」という自覚が芽生える内容ですよね。
ここではなんとか6割くらい獲れれば、3章の得点ハードルを下げることができます。
東海北陸地方の問題傾向はこちら。(副題が多いので2分割しています)
主題Ⅰ「人体の構造と働き」は11問出題と考えておきましょう。
消化器系からは3問、循環器系は1~3問(たぶん1問だと思います)、呼吸器系、泌尿器系からは必ず1問ずつ出題されます。
感覚器官からは、「目」に関する問題はほぼ毎年出題されています。(詳しくは詳論で紹介します)
運動器官からは、「外皮系」から必ず1問と骨格系か筋組織のどちらかから1問出題されそうです。
脳や神経系の働きからは、1問出題。中枢と末梢がだいたい交互に出題されている感じなので、今年は中枢神経系からの出題でしょうか。
主題Ⅱ「薬の働く仕組み」は3~4問の出題です。
薬の生体内運命(旧:体内で薬がたどる運命)から2問、剤型ごとの違い・適切な使用方法から必ず1問出題されるでしょう。
主題Ⅲの副作用は6問は出題されるでしょう。
ご覧の通り、割とランダムに出題されている感じですが、スティーブンスジョンソン症候群とライエル症候群から1問、消化器系から1問、呼吸器系から1問は出そうですので、しっかり準備しておきましょう。
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平成29年度の出題分析はこちらをご覧ください。
pharmalabo-touhan.hatenablog.com