登録販売者試験 最強対策《東海北陸版》

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第1章 Ⅱ医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因 パーフェクト出題傾向と解説

 

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それでは、第1章Ⅱのパーフェクト出題傾向と解説です。

まだ、ほとんどがYesNo問題です。

 

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識

Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因

目次

 

1)副作用

前段 と(a)薬理作用による副作用

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出題範囲が広くなった影響か、平成27年からは出題が極端に減っています。

紫字の「我が国では、…」は注釈からの出題です。

この辺からは、穴埋め(昔は虫食いと言いましたが)で出題されています。

 

WHO(世界保健機関の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている

 

・我が国では、「許可医薬品適正な使用目的に従い適正に使用された場合においてもその許可医薬品により人に発現する有害な反応」(独立行政法人医薬品医療機器総合機構法第4条第6項)を、医薬品の副作用と定義している

 

穴埋め(選択肢)問題は上の2題で、赤太字の部分が(  )となっています。

 

あとは、YesNo問題ですので、引っかからないようにしましょう。

 

(b)アレルギー(過敏反応)

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毎年3題くらいの出題ですね。

ここもほぼ全てがYesNo問題ですが、唯一平成23年度に穴埋めが出題されています。

 

免疫は、本来、細菌やウイルスなどが人体に取り込まれたとき、人体を防御するために生じる反応であるが、免疫機構が過敏に反応して、好ましくない症状が引き起こされることがある。通常の免疫反応の場合、炎症やそれに伴って発生する痛み、発熱等は、人体にとって有害なものを体内から排除するための必要な過程であるが、アレルギーにおいては過剰に組織に刺激を与える場合も多く、引き起こされた炎症自体が過度に苦痛を与えることになる

赤字が穴埋め部分です)

 

総論

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 最近は出題が減っており、出題形式は全てYesNo問題です。

 

また、次の2題がほぼ毎年出題されています。

一般用医薬品においては、通常、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先され、その兆候が現れたときには基本的に使用を中止することとされる。

・副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりでなく、血液や内臓機能への影響等のように、直ちに明確な自覚症状として現れないこともある

 

この2題はしっかり理解しておきましょう。

 

2)不適正な使用と有害事象

総論 と(a)使用する人の誤解や認識不足に起因する不適正な使用

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※ ここでいう総論とは、(a)が始まるまでの範囲のことです。

ここも、今のところYesNo問題のみの出題です。

ほぼ確実に出題されるのは2題です。

 

・「薬はよく効けばよい」、「多く飲めば早く効く」等と短絡的に考えて、定められた用量を超える量の医薬品を服用すると有害事象につながる危険性が高い。

・小児への使用を避けるべき医薬品を「子供だから大人用のものを半分にして飲ませればよい」として服用させると有害事象につながる危険性が高い。

 

普通に読めば当たり前のことだと分かりますよね。試験本番でドギマギして間違えないようにしてください。
要は、一般用医薬品だとあなどることなかれ!安易に、短絡的に使用してはいけません!ということが分かっているかを問うています。

 

2項目、5項目、7項目もどれかは出題されそうですよ。

 

(b)医薬品を本来の目的以外の意図で使用する不適正な使用f:id:ashomopapa:20170819224856p:plain

紫字は注釈からの出題

この項目は出題頻度は高くないですが、ほぼYesNo問題です。

 

8年間で2題だけ穴埋め問題が出ています。(赤字が穴埋め部分)

  • 医薬品を本来の目的以外の意図で、定められた用量を意図的に超えて服用したり、みだりに他の医薬品や酒類等と一緒に摂取するといった乱用がなされると、過量摂取による急性中毒等を生じる危険性が高くなる。
  • 薬物依存とは、ある薬物の精神的な作用を体験するために、その薬物を連続的、あるいは周期的に摂取することへの強迫(欲求)を常に伴っている行動等によって特徴づけられる精神的・身体的な状態をいう。

穴埋め問題も当然記述式ではなく、選択式ですので、全然心配いりません。

 

3)他の医薬品や食品との相互作用、飲みあわせ

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 総論

総論では、全てYesNo問題です。出題頻度が高いのは3項目

「相互作用には、医薬品が吸収、代謝(体内で化学的に変化すること)、分布又は排泄される過程で起こるものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。」 です。

(a)他の医薬品との相互作用

全てYesNo問題です。

頻出問題は、2項目と5項目の、

  • かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、アレルギー用薬等では、成分や作用が重複することが多いため、これらの薬効群に属する医薬品は併用すべきではない。
  • 医療機関で治療を受けている場合には、通常、その治療が優先されることが望ましく、一般用医薬品を併用しても問題ないかどうかについては、治療を行っている医師又は歯科医師若しくは処方された医薬品を調剤する薬剤師に確認する必要がある。

この項で問われるのは、「とにかくいろいろな相互作用があるので気を付けないといけないんですよ!!」ということです。

 (b)食品との飲み合わせ

 

過去1問だけ穴埋め問題が出ていますがほぼ穴埋め問題となっています。

唯一の穴埋め問題は、

アルコールは、主として肝臓代謝されるため、酒類(アルコール)をよく摂取する者では、その代謝機能が高まっていることが多い。その結果、アセトアミノフェンなどでは、通常よりも代謝されやすくなり、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある(赤字が穴埋め)

 これは頻出問題ともなっています。

 

頻出問題はもう1問、

カフェインやビタミンA等のように、食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在するために、それらを含む医薬品と食品(例:カフェインとコーヒー)を一緒に服用すると過剰摂取となるものもある

こちらはYesNo問題です。

 

カフェイン含有食品としては、最近はやりの「エナジードリンク」が該当します。製品にもよりますが1本あたり100mg超のカフェインが含まれていることが多いです。

医薬品のいわゆる栄養ドリンクは、通常1本50mgで1日1本という用法用量となっていますので、エナジードリンクの多用が問題となることが分かりますね。

 

ちなみに、栄養ドリンクは夜飲んでもいいの?とお客様に聞かれることもありますが、なんて答えるといいでしょうか。

わたしは、「夜コーヒーを飲んでも普通に眠れるなら、いつ飲んでも(夜飲んでも)OKです」と答えています。コーヒー1杯にはおおよそ30~50mgのカフェインが含まれるからです。

 

4)小児、高齢者などへの配慮

(a)小児

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穴埋め問題は1題のみ、「乳児:1歳未満、幼児:7歳未満、小児:15歳未満」です。その他はYesNo問題となっています。

 

頻出問題としては、4題、

  • 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が高い。
  • 血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。加えて、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄に時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある。
  • 医薬品によっては、形状等が小児向けに作られていないため、小児に対して使用しないことなどの注意を促している場合もある。
  • 乳児向けの用法用量が設定されている一般用医薬品であっても、乳児は医薬品の影響を受けやすく、また、状態が急変しやすく、その医薬品の使用の適否が見極めにくいため、基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限にとどめるのが望ましい。

ただでさえ「安全には安全を」という一般用医薬品なので、小児や、高齢者に対してはより慎重さが必要になるんだよ、という設問です。

 

(b)高齢者

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ここも、4題以上が頻出です。

穴埋めは平成22年の「医薬品の使用上の注意において「高齢者」という場合には、おおよその目安として(   )以上を指す。」のみです。高齢者=65歳以上をしっかりと覚えておきましょう。

 

他はすべてYesNo問題です。

 

(c)妊婦又は妊娠していると思われる女性(d)母乳を与える女性(授乳婦)(e)医療機関で治療を受けている人等

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 全てYesNo問題です。

(c)妊婦に関しては毎年必ず出題されています。

特に、「ビタミンA」は妊娠前後の時期に摂り過ぎると先天異常の可能性が高くなることが知られています。ビタミンだから大丈夫、とは思わないこと!

ちなみに、ビタミンA,D,E,Kの4種は脂溶性ビタミンで、過剰に摂取した場合体内に蓄積され悪影響を及ぼすといわれています。ただし、ビタミンEだけは別格で、過剰摂取による悪影響はない、と言われています。

また、ついでにビタミンA,C,Eは抗酸化ビタミンと覚えておきましょう。

 

(d)授乳婦についてはほぼ毎年出題され、かつ問題も決まっています。

  • 医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られており、母乳を介して乳児が医薬品の成分を摂取することになる場合がある。

(e)医療機関で治療を受けている者 は、数年に1回4題(1問分)が出題されています。平成27年に出題されていますが、今年はどうでしょう、出ない、気がします。

 

ただ、特筆すべきは、第3章で出題されるべきカンゾウの影響による偽アルドステロン症と副作用症状が出題されています。一応気を抜かず一通り目を通していきましょう。

 

 

5)プラセボ効果f:id:ashomopapa:20170820200444p:plain

ここも、穴埋めは過去に1回だけ(平成25年)。(赤字が穴埋め部)

  • 医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果(偽薬効果)という。プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与して生じると考えられている。

この項目は必出です!

出題例としては

プラセボ効果に関与しているものの一つとして、条件付けによる生体反応が考えられている。
プラセボ効果は、暗示効果等が関与して生じるものと考えられている。
プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)等が 関与して生じると考えられている。
プラセボ効果は、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)は関与していないと考 えられている。
プラセボ効果は、条件付けによる生体反応等が関与して生じると考えられている。
医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に( a )によらない作用を生じることをプラセ ボ効果(偽薬効果)という。プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による( b )な結 果への期待や、条件付けによる生体反応、時間経過による( c )な変化等が関与して生じる と考えられている。
医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセ ボ効果という。
医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果という。
医薬品を使用したとき、目的とした薬理作用が生じることをプラセボ効果という。
医薬品を使用したとき、薬理作用として意図的に生じさせる効果をプラセボ効果という。

という内容です。4つ目の文章のみ「No」、それ以外は「Yes」が答えです。

 

プラセボの問題は、素直に解くといいですね。

 

6)医薬品の品質f:id:ashomopapa:20170820200525p:plain

ここも全てYesNo問題です。

頻出問題は4題

  • 医薬品の配合成分(有効成分及び添加物成分)には、高温や多湿、光(紫外線)等によって品質の劣化(変質・変敗)を起こしやすいものが多い。
  • 医薬品は、適切な保管・陳列がなされたとしても、経時変化による品質の劣化は避けられない。
  • 一般用医薬品は、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売等がなされることが重要である。
  • 医薬品に表示されている「使用期限」とは、未開封状態で適切に保管された場合に品質が保持される期限のことである。

 医薬品は様々な環境の影響を受けるから、きちんと保管・陳列することと、使用期限に注意して販売しなければいけません。ということです。

落ち着いて考えれば必ず解けますよね。