登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

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第3章 出題傾向(H21~29年)

 

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最も出題数の多い第3章の出題傾向です。

今後「出題詳細」でも触れていきますが、一般的事項と個々の医薬品成分についての問題を区別して勉強していく必要がありますよ。

 

 

まず範囲が広いので、Ⅰ~XVI までの主題別の出題数です。

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 ※H26年からⅦ、Ⅷはタイトル名称が改訂されています

Ⅰ 風邪薬や解熱鎮痛薬などの出題ですが、毎年7~8問の出題です。

Ⅱ だいたい3問の出題で、昨年は2問、今年は4問でした。

Ⅲ 例年5問は出題されていましたが、昨年は3問、今年は4問でした。

Ⅳ だいたい3~4問の出題で、今年は4問でした。

Ⅴ だいたい2~3問の出題で、今年は1問と少なかったです。

Ⅵ 婦人薬はだいたい1~2問でしたが、昨年は出題なし、今年は1問出題でした。

Ⅶ 例年1問、多くて2問だったのですが、今年は3問でした。

Ⅷ 例年1問ですが、今年はⅦで3問出た影響か出題なしでした。

Ⅸ 今までずっと必ず2問の出題です。

Ⅹ だいたい3~4問の出題で今年は3問でした。

Ⅺ だいたい1~2問のところ、今年は1問でした。

平成24年以降毎年1問の出題です。

XⅢ だいたい1~2問のところ今年は3問でした。

XⅣ 漢方処方はだいたい1~2問ですが、昨年、今年と3問出題が続いています。

XⅤ だいたい2~3問ですが、今年は1問だけの出題でした。

XⅥ 検査薬は昨年を除いて毎年1問の出題、昨年だけなぜか3問出題でした。

 

 

次に各主題の中身を見ていきましょう。

 

 「Ⅰ 精神神経系…」「Ⅱ 呼吸器官…」

この2項目から、10問(4分の1)以上が出題されると思っていいでしょう。f:id:ashomopapa:20171119134222p:plain

 だいたいですが…

Ⅰ 精神神経に作用する薬では

「1かぜ薬」で3~4問出ていますが、今年は2問だけでした。

「2解熱鎮痛薬」では2問の出題です。

「3眠気を促す薬」「4眠気を防ぐ薬」「5鎮暈薬」「6小児の疳を…」からは各1問ずつ出題されました。

 

Ⅱ 呼吸器官に作用する薬では

「1咳止め・痰を出やすくする薬」は例年並みの2問。

「2口腔咽喉薬、うがい薬」では7年ぶりに2問出題されました。

 

 

 「Ⅲ 胃腸…」「Ⅳ 心臓などの器官や血液…」

 

 今までは少ない年で6問、多ければ10問出題されています。

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Ⅲ 胃腸に作用する薬では例年より少なめの4問が出題されました。

ページ数からするとやや損を感じる項目ですね。

 

Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬では、例年3~4問の出題ですが今年は4問でした。ページ数だとⅢよりグンとお得で効果的に得点できそうです。

 

ただし、Ⅲ、Ⅳどちらも代表的な配合成分に関する出題が多い ので、よく出題される成分をしっかり押さえておくことが大事なポイントのようです。

 

「Ⅴ 排泄に関わる部位…」「Ⅵ 婦人薬」「Ⅶ 内服アレルギー用薬」「Ⅷ 鼻に用いる薬」 

今までは5~7問の出題ですが、H29年度は5問でした。ページ数は約22ページ。

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Ⅴからは配合成分に関する出題がなく1問のみ。

Ⅶは例年1~2問のところ、3問出題。症状や薬の働く仕組みに関しての出題でプラス1問でした。

その代わり、Ⅷからの出題がありませんでした。 

 

 

「Ⅸ 眼科用薬」「Ⅹ 皮膚に用いる薬」「Ⅺ 歯や口中に…」「Ⅻ 禁煙補助剤」

 4つの項目で例年6~9問、ページ数は27ページあります。

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ⅩⅢ 滋養強壮保健薬 ~ ⅩⅥ 一般用検査薬 

例年6~8問で平成28年のみ11問の出題がありました。ページ数は約26ページ。

f:id:ashomopapa:20171119134416p:plainH29年度はXV公衆衛生用薬で出題が1問しかありませんでした。それ以外は概ね例年並みでした。

XV公衆衛生用薬では「2-1)衛生害虫の種類と防除」から出題が2年連続でした。

 

第3章の出題傾向はざっとこんな感じです。

ところで、配合成分に関する問題がどれくらいあるのか???って気になるところですよね。第3章はそこが問題ですからね。。。

 

 

今後の記事で、出題内容の詳細について取り上げていきますね。

※来年の試験対策に間に合うようにしたいです(''◇'')ゞ

 

 

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第3章関連リンク=====================

第3章 主な医薬品とその作用(出題傾向) 

Ⅰ 精神神経に作用する薬(7~8問) 

 1 かぜ薬 (3~4問)

  1)かぜの諸症状、かぜ薬の働き

  2)主な配合成分等

  3)主な副作用、相互作用、受診勧奨 

 2 解熱鎮痛薬 (1~2問)

 3 眠気を促す薬 (0~1問)

 4 眠気を防ぐ薬 (1問)

 5 鎮暈(うん)薬(乗物酔い防止薬)(1問)

 6 小児の疳(かん)を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)  (0~1問)

Ⅱ 呼吸器官に作用する薬(3~4問)

 1 咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)(2~3問)

  1)咳や痰が生じる仕組み、鎮咳去痰薬の働き 2)a

  2)代表的な配合成分等、主な副作用 bcd

  2)代表的な配合成分等、主な副作用 efg 、3)相互作用、受診勧奨
 2 口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽(そう)薬) (1問)

  総論

  1)代表的な配合成分等、主な副作用

  2)相互作用、受診勧奨

Ⅲ 胃腸に作用する薬(4~6問)

 1 胃の薬(制酸薬、健胃薬、消化薬)( 6.5 p) (1~3問)

 2 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬) ( 9 p) (0~2問)

 3 胃腸鎮痛鎮痙薬 ( 2.5 p) (0~1問)

 

 4 その他の消化器官用薬 ( 3.5 p) (1~2問)

Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬(3~4問)

 1 強心薬 ( 3.2 p)(1問)

 2 高コレステロール改善薬 ( 3 p)(1~2問)

 3 貧血用薬(鉄製剤) ( 2 p)(1問)

 4 その他の循環器用薬 ( 2.5 p)(0~1問)

Ⅴ 排泄に関わる部位に作用する薬(7.5p)(2~3問)

Ⅵ 婦人薬(1~2問)

Ⅶ 内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)(6p)(1~3問)

Ⅷ 鼻に用いる薬(3p)(1問)

Ⅸ 眼科用薬(5.5p)(2問)

Ⅹ 皮膚に用いる薬(2~4問)

  1)きず口等の殺菌消毒成分 ( 3 p)

  2)~6)(12p)

XI 歯や口中に用いる薬(1~2問)

 1 歯痛・歯槽膿漏用薬 ( 3 p)

 2 口内炎用薬 ( 1.5 p)

Ⅻ 禁煙補助剤 ( 2 p)(1問)

XIII 滋養強壮保健薬 ( 6.5 p)(2問)

XIV 漢方処方製剤・生薬製剤 ( 6 p)(1~3問)

XV 公衆衛生用薬(2~3問)

  1 消毒薬( 2.5 p)

 2 殺虫剤・忌避剤 ( 6.5 p)

XVI 一般用検査薬( 4 p)(1問)

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