登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

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第2章「Ⅰ人体の構造と働き」1-3)循環器系

 

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1-3)循環器系からは1~2問の出題です。

 ページ数からするとちょっと「損な」項目ですので、頻出項目だけさらっと押さえておいて、獲れたらラッキー、というスタンスでいいでしょう。

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 (b)血管系(動脈、静脈、毛細血管)

第7項

血液が血管中を流れる方向は一定しており、心臓から拍出された血液を送る血管を動脈、心臓へ戻る血液を送る血管を静脈という。
心臓から拍出された血液を送る血管を静脈、心臓へ戻る血液を送る血管を動脈という。(H25)
血液が血管中を流れる方向は一定しており、心臓から拍出された血液を送る血管を動脈、心臓へ戻る血液を送る血管を静脈という。(H26,28)

中学生理科の問題です。

心臓を出発するのを動脈、心臓に到着するのを静脈といいます。

※動脈血、静脈血という言葉がありますが、また別の意味です。混同しないようにしましょう。

 

 

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(c)血液

第14項(過去3回出題)

アルブミンは、血液の浸透圧血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)を保持する働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
アルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。(H22)
アルブミンは、血液の( a )を保持する(( b )が血管から組織中に漏れ出るのを防 ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄 を( c )する。(H27)
(a )は、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。(H29)

 アルブミン血漿に含まれるタンパク質の一つで、「浸透圧の保持」と「運び屋」という役割があります。

多くの医薬品成分はアルブミンというタクシーに乗り込んで、体の各機関、組織などまで運ばれてタクシーを降りてから、薬効を発揮するという「仕事」をすることになります。

タクシーの中にいる間は風雨から守られるのと同様に、アルブミンと複合体を形成している間は代謝や排泄などから守られます。

 

第23項

単球は、白血球の約5%と少ないが最も大きく、強い食作用を持つ。血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪どん食細胞)と呼ばれる。
単球は、白血球の約5%と少ないが、強い食作用を持ち、組織の中ではマクロファージ(貪 どん 食 細胞)と呼ばれる。(H24)
単球は、白血球のなかで最も数が多く、白血球の約60%を占めている。(H26)
単球は、白血球の約60%を占め、強い食作用を持ち、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。(H28)

 単球(血管中)=マクロファージ(組織中)で、食作用で異物(細菌など)を排除しますが、白血球の約5%程度と、「数は少ない」ことを覚えておきましょう。

 

(e)リンパ系

第31項

リンパ管には逆流防止のための弁があって、リンパ液は一定の方向に流れている。リンパ管は互いに合流して次第に太くなり、最終的に鎖骨の下にある静脈につながるが、途中にリンパ節と呼ばれる結節がある
リンパ管には逆流防止のための弁があって、リンパ液は一定の方向に流れている。(H24)
リンパ管は互いに合流して次第に太くなり、最終的に鎖骨の下にある静脈につながるが、途中にリンパ節と呼ばれる結節がある。(H25)
リンパ管には逆流防止のための弁がなく、リンパ液は双方向に流れている。(H27)

 リンパ管に関して、

  • 逆流防止のための弁がある
  • リンパ液は一方通行
  • 合流して次第に太くなり鎖骨下の静脈につながる
  • 途中にリンパ節がある

ということを押さえておきましょう

 

 循環器系については、上記4項目だけでも押さえておくといいでしょう。

 

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  第2章関連リンク======================

第2章 出題傾向(H21~29年)

Ⅰ 人体の構造と働き(10~13問)

 1-1)消化器系

 1-2)呼吸器系

 1-3)循環器系

 1-4)泌尿器系

 2-1)目

 2-2)鼻、3)耳

 3-1)外皮系

 3-2)骨格系、3)筋組織

 4-1)中枢神経系 、2)末梢神経系

Ⅱ 薬が働く仕組み (3問) 

 1)薬の生体内運命

 2)薬の体内での働き

 3)剤形ごとの違い、適切な使用方法

Ⅲ 症状からみた主な副作用(4~6問)

 1-1)ショック(アナフィラキシー)

 1-2)重篤な皮膚粘膜障害

 1-3)肝機能障害、4)偽アルドステロン症、5)病気等に対する抵抗力の低下等

 2-1)精神神経障害、2)無菌性髄膜炎

 3-1)消化器系に現れる副作用、2)呼吸器系に現れる副作用

 3-3)心臓や血圧に現れる副作用、4)排尿機能や尿に現れる副作用、5)感覚器系に現れる副作用

 3-6)皮膚に現れる副作用