登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

過去問を完全分析して見えてくる最強対策

第2章「III 症状からみた主な副作用 」1-3)肝機能障害、4)偽アルドステロン症、5)病気等に対する抵抗力の低下等

 

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1-3)肝機能障害、4)偽アルドステロン症、5)病気等に対する抵抗力の低下等

 ページ数は合わせて1.2ページで、過去3回出題されたのが3項だけです。f:id:ashomopapa:20181118181331p:plain

3)肝機能障害

 第18項

主な症状に、全身の倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐きけ等がある。

主な症状としては、全身の倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐き気等を生じる。自覚症状がみられないこともあり、健康診断等の血液検査で初めて判明する場合もある、医薬品による副作用はどれか。

更年期障害 糖尿病、腎機能障害、 肝機能障害 混合性結合組織病(H21)

主な症状に、全身の倦怠感、黄疸、発熱、発疹等がある。(H24)
無菌性髄膜炎では、全身の倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹 、皮膚の掻痒感、吐きけがある。(H26)

黄疸=肝機能障害と覚えておきましょう。

 

第19項

黄疸とは、ビリルビン(黄色色素)胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。また、過剰となった血液中のビリルビンが尿中に排出されることにより、尿の色が濃くなることもある。
黄疸とは、( a )が( b )中へ排出されず血液中に滞留して、皮膚や白目が黄色くなる現象である。また、過剰な( a )が尿中に排出され、尿の色が濃くなることもある。(H23)
黄疸は、ビリルビン(胆汁色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留して、皮膚や白目が黄色くなる現象である。(H24)
黄疸は、グロブリンが胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる。(H28)

黄疸:ビリルビン:胆汁、と関連性を結び付けておきましょう。

 

4)偽アルドステロン症

第22項

偽アルドステロン症とは、体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。
体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われたことに伴う症状である。(H23)
体内にカリウムが貯留し、体からナトリウムが失われたことに伴う症状である。(H24)
偽アルドステロン症は体内にカリウムと水が貯留し、体からナトリウムが失われることによって生じる病態である。(H27)

ナトリウムNaとカリウムKはシーソーの関係です。

どちらかが多くなればどちらかが少なくなります。そうやってバランスを保つようにできています。

そして、ナトリウムは水分を保持する役割もあります。

つまり、カリウムが減る=ナトリウムが増える=水分が増える、と覚えておきましょう。

ちなみに、カリウムは筋肉の収縮にも重要な役割を担っていますので、血中のカリウムが多すぎたり、少なすぎたりすると筋肉の痙攣や心機能異常などが起きる可能性があります。

  

 

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  第2章関連リンク======================

第2章 出題傾向(H21~29年)

Ⅰ 人体の構造と働き(10~13問)

 1-1)消化器系

 1-2)呼吸器系

 1-3)循環器系

 1-4)泌尿器系

 2-1)目

 2-2)鼻、3)耳

 3-1)外皮系

 3-2)骨格系、3)筋組織

 4-1)中枢神経系 、2)末梢神経系

Ⅱ 薬が働く仕組み (3問) 

 1)薬の生体内運命

 2)薬の体内での働き

 3)剤形ごとの違い、適切な使用方法

Ⅲ 症状からみた主な副作用(4~6問)

 1-1)ショック(アナフィラキシー)

 1-2)重篤な皮膚粘膜障害

 1-3)肝機能障害、4)偽アルドステロン症、5)病気等に対する抵抗力の低下等

 2-1)精神神経障害、2)無菌性髄膜炎

 3-1)消化器系に現れる副作用、2)呼吸器系に現れる副作用

 3-3)心臓や血圧に現れる副作用、4)排尿機能や尿に現れる副作用、5)感覚器系に現れる副作用

 3-6)皮膚に現れる副作用

 

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