第3章「Ⅱ 呼吸器官に作用する薬」1-2)efg3)
sponsored Link
1-2)で合わせて1問の出題になりそうです。
(e) 抗ヒスタミン成分
第23項
咳や喘息、気道の炎症は、アレルギーに起因することがあり、鎮咳成分や気管支拡張成分、抗炎症成分の働きを助ける目的で、クロルフェニラミンマレイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩等の抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある。 気道粘膜での粘液分泌を抑制することで痰が出にくくなることがあるため、痰の切れを良くしたい場合は併用に注意する必要がある。 |
マレイン酸クロルフェニラミンは、気道粘膜からの粘液分泌を促進する作用を示す。(H23) |
鎮咳成分や気管支拡張成分、抗炎症成分の働きを助ける目的で、カルボシステインが配合されている場合があるが、気道粘膜での粘液分泌を抑制するため、痰が出にくくなることがある。(H27) |
咳や喘息、気道の炎症はアレルギーに起因することがあり、鎮咳成分や気管支拡張成分、抗炎症成分の働きを助ける目的で、クレマスチンフマル酸塩などの抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある。(H28) |
鎮咳成分の補助を目的に抗ヒスタミン成分も有効だと理解しておきましょう。
決して鼻水だけに効くわけでありません。
カルボシステインは去痰成分ですよ。
(g)生薬成分
第25項(過去4回出題)
① キョウニン バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子を基原とする生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされる。 |
バラ科のアンズの種子を用いた生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされる。(H22) |
キョウニンは、バラ科のアンズの種子を用いた生薬である。(H24) |
キョウニンは、バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子を基原とする生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされる。(H26) |
キョウニンはオオバコ科のオオバコの花期の全草を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。(H29) |
キョウニンは漢字で杏仁と書きます。杏(アンズ)の種という意味です。咳止めと覚えていきましょう。
H29年はシャゼンソウについての解説になっています。