登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

過去問を完全分析して見えてくる最強対策

第3章「Ⅰ 精神神経に作用する薬 」6 小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)

 6 小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)からは、1問出るかどうかです。H21,22年とH25,26年は出題がありません。H27,28,29年と3年続けて出題があるので、H30,31年あたりは出ないかもしれませんね。

 頻出項目は3つあります。

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 第2項(過去4回出題)

症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
〔小児の疳(かん)を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関して〕比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。(H23)
症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。(H27,28)
小児鎮静薬は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多い。(H29)

原則として一般用医薬品は症状の緩和を目的とする対症療法に用いられますが、一部の漢方薬などでは「体質改善」を主眼とするものも多くあります。それらの医薬品については長期間服用することを前提として必要な注意をしていくことになりますよ。ということを分かっててね、という問題ですね。

 

 

1)代表的な配合生薬等、主な副作用

第6項

(b) レイヨウカク

ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。

レイヨウカクは、鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して用いられる。(H24)
ジンコウは、ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用を期待して用いられる。(H27)
レイヨウカクは、ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。(H29)

生薬成分については取っ付きにくく、時間を浪費しやすくなりますので、ポイントを絞りましょう。

レイヨウカク(レイヨウの角)=緊張・興奮を鎮める、だけでいいです!

 

・漢方処方製剤

第9項

小児の疳を適応症とする主な漢方処方製剤としては、 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)、 抑肝散(よくかんさん)、 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)、 のほか、小建中湯がある。これらの処方のほとんどが、構成生薬としてカンゾウを含む。
桂枝加竜骨牡蛎湯は、構成生薬としてカンゾウを含み、乳幼児に使用する場合、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがあるので留意される必要があ る。(H23)
柴胡加竜骨牡蛎湯 は、構成生薬としてマオウを含む。(H24)
小児の疳を適応症とする主な漢方処方製剤としては、柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、 抑肝散、抑肝散加陳皮半夏のほか、小建中湯がある。(H27)

これらの漢方処方には構成生薬に「カンゾウ」を含みます。

カンゾウ:グリチルリチン酸:偽アルドステロン症、の関係がありますので要注意成分ですよ。

 

ここまでで「Ⅰ 精神神経に作用する薬 」について解説してきましたが、7~8問のうち5~6問獲れれば上等です。苦手な範囲は「捨てる」勇気も大事ですよ。

出題想定数とページ数をよく考えて効率よく勉強していきましょう。

 

 

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第3章「Ⅰ 精神神経に作用する薬 」5-1)代表的な配合成分、主な副作用

5 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)からは 1問出題されるでしょう。出題箇所は「1)代表的な配合成分、主な副作用」からだけで、「2)相互作用、受診勧奨等」は無視していいでしょう。

 3回以上の頻出項目は4項です。この4項を押さえておけば、そのうち2項はヒット(実際に出題される)しそうなので、きっと1点ゲットできるでしょう。

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1)代表的な配合成分、主な副作用

第3項(過去4回出題)

ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
( a )は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。(H24)
塩酸ジフェニドールは、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。(H25)
ジフェニドール塩酸塩は、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として配合される。(H26)
ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。(H29)

 ジフェニドールは医療用でもよくつかわれる成分ですが、めまいに関与する「内耳に直接作用」すると覚えておきましょう。

ちなみに、H26年の出題はジフェニドールではなくオキセサゼイン(商品名:サクロンQなどに配合)のことですね。

 

第5項(過去5回出題)頻出です!

ヒスタミン成分は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。また、抗ヒスタミン成分は抗コリン作用を示すものが多いが、抗コリン作用も乗物酔いによるめまい、吐きけ等の防止・緩和に寄与すると考えられている。 ジメンヒドリナートは、ジフェンヒドラミンテオクル酸塩の一般名で、専ら乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分である。
塩酸ジフェニドールは、テオクル酸ジフェンヒドラミンの一般名で、専ら鎮暈薬に配合される成分である。(H21)
ヒスタミン成分である( b )と( c )は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。(H24)
ジメンヒドリナートは、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示し、専ら乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分である。(H25)
ジメンヒドリナートは、不安や緊張などを和らげることで、心理的な要因による乗物酔いの発現を抑える。(H26)
ジメンヒドリナートは、ジフェンヒドラミンテオクル酸塩の一般名で、専ら乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分である。(H27)

 ヒスタミン成分として最もよく出題されるのがジメンヒドリナートです。

テオクル酸ジフェンヒドラミンという「別名がある」ということも覚えておきましょう。(別名そのものは覚えてなくても大丈夫)

H24年の(c)はなかなか難しいのですが、この問題には第7項で解説する「続き」があります。第7項を押さえておけば大丈夫です。

H26年の設問は、「3眠気を促す薬」で出てくるブロモバレリル尿素などの鎮静成分のことですね。

 

 

第7項

プロメタジンテオクル酸塩等のプロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。
( c )は、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、小児では使用を避ける必要がある。(H24)
プロメタジンテオクル酸塩等のプロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、 15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。(H27)
プロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群などのような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。(H28)

 プロメタジン:呼吸抑制:15歳未満はダメ、と覚えましょう。

 

第9項

スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分で、消化管からよく吸収され、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い。
スコポラミン臭化水素酸塩は、乗物酔い防止に古くから用いられているヒスタミン成分で、 肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗コリン成分等と比べて作用の持続時間は短い。(H26)
スコポラミン臭化水素酸塩は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分で、肝臓での代謝緩やかなため、抗ヒスタミン成分と比べて作用の持続時間は長い。(H28)
スコポラミン臭化水素酸塩は、乗物酔い防止に古くから用いられているヒスタミン成分である。(H29)

スコポラミン:抗コリン成分:吐き気や気持ち悪さを軽減、することを期待されています。また、スコポラミン:代謝速い:効き目は短い、ことも合わせて覚えましょう。

※ちなみにスコポラミンが配合された有名な商品としては、皆さんの店頭にも胃薬のコーナーに「ブスコパン」という商品が並んでいることでしょう。 医療用ではブチルスコポラミンと呼ぶのが一般的です。

 

 

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第3章「Ⅰ 精神神経に作用する薬 」4眠気を防ぐ薬 1)カフェインの働き、主な副作用、2)相互作用、休養の勧奨等

 4眠気を防ぐ薬 からは例年1問が出題されます。2ページで1問ですのでしっかり押さえておきたいですね。

 頻出項目を押さえておけば大丈夫でしょう。

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 1)カフェインの働き、主な副作用

第1項(過去4回出題)

カフェインは、脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果がある。脳が過剰に興奮すると、副作用として振戦(震え)、めまい、不安、不眠、頭痛等を生じることがある。 カフェインの眠気防止に関連しない作用として、腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収抑制があり、尿量の増加(利尿)をもたらす。
脳に軽い( a )状態を引き起こす作用を示し、眠気や倦怠感を一時的に抑える効果が期待される。眠気防止薬の薬効に関連しない作用として、尿量の( b )をもたらす。(H23)
脳に軽い興奮状態を引き起こす作用を示し、眠気や倦怠感を一時的に抑える効果が期待される。脳が過剰に興奮すると、副作用として振戦(震え)、めまい、不安、不眠、頭痛を生じることがある。(H24)
カフェインは、腎臓での水分の再吸収を促進するとともに、膀胱括約筋を収縮させる働きが あり、尿量の増加(利尿)をもたらす。(H25)
カフェインは、脳に強い興奮状態を引き起こす作用を示し、眠気や倦怠感を長期的に抑える効果が期待できる。(H25)
カフェインは、脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感(だるさ)を抑える効果がある。(H28)

 次項も合わせると、カフェインの作用は、

・脳に一時的に軽い興奮状態を引き起こすこと⇒眠気覚ましなどの効果

・ナトリウムイオンの再吸収抑制作用に⇒利尿効果

・胃酸分泌を亢進(増えるという意味)⇒胃腸障害

・心筋を興奮⇒動悸

の4点を理解しましょう。

※ナトリウムは水分と一緒に増減します。ナトリウムイオンが体外に排出されるということは水分も排出されるということです。

 

第2項(過去6回出題)頻出です!

胃液分泌亢進作用があり、その結果、副作用として胃腸障害(食欲不振、悪心・嘔吐)が現れることがある。胃酸過多の人や胃潰瘍のある人は、服用を避ける。また、心筋を興奮させる作用もあり、副作用として動悸が現れることがある。心臓病のある人は、服用を避ける。
カフェインは、胃液の分泌を亢進させる作用のほか、心筋を興奮させる作用があるため、胃潰瘍の診断を受けた人及び心臓病の診断を受けた人は、服用を避ける必要がある。(H21)
安全使用の観点から留意すべき作用としては、胃液の分泌を( c )させる作用があり、副作用として胃腸障害(食欲不振、悪心・嘔吐)が現れることがある。(H23)
心筋を興奮させる作用もあり、副作用として動悸が現れることがある。心臓病の診断を受けた人は、服用を避ける必要がある。(H24)
胃液の分泌を抑制させる作用があり、副作用として胃腸障害(食欲不振、悪心・嘔吐)が現れることがある。(H24)
カフェインは、胃液の分泌を減少させる作用があり、副作用として胃腸障害(食欲不振、悪心・嘔吐)が現れることがある。(H26)
カフェインには、胃液分泌を抑制する作用がある。(H28)
カフェインには、心筋を興奮させる作用もあり、副作用として動悸が現れることがある。(H29)

  

第3項(過去5回出題)頻出です!

カフェインには、作用は弱いながら反復摂取により依存を形成するという性質があるため、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」という注意喚起がなされている。
カフェインには、反復して摂取すると習慣になりやすい性質があることが知られている。(H21)
習慣性は全くないので、長期間服用しても問題はない。(H24)
カフェインには、反復して摂取すると習慣になりやすい性質がある。(H25)
カフェインには、作用は弱いながら反復摂取により依存を形成するという性質があるため、 「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」という注意喚起がなされている。(H27)
カフェインは、作用が弱いため、反復摂取により依存を形成することはない。(H29)

 カフェインには弱い依存形成作用もあります。なので、医薬品としては漫然と使用を続けてはいけません。

 

2)相互作用、休養の勧奨等

第9項(過去4回出題)

眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして200mg、1日摂取量はカフェインとして500mg が上限とされている。
眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして200mg、1日摂取量では 500mg が上限とされている。(H25)
眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして200mg、1日摂取量は500mg が上限とされている。(H27,29)
眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量は、カフェインとして500mg、1日摂取量は 1,200mgが上限とされている。(H28)

 眠気防止薬には1回200mg配合されているものが多いですが、かぜ薬などにも1日分として50mg、ドリンク剤1本50mg、コーヒー1杯20~30mgなど、何にどれくらい含まれているか把握できている登録販売者は素敵ですね。

 

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第3章「Ⅰ 精神神経に作用する薬 」3眠気を促す薬 1)2)

 3眠気を促す薬 からは1問出るかどうかです。H27,28年は出題がありませんでした。

 3回以上の頻出項目は3つです。

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 1)代表的な配合成分等、主な副作用

第1項

ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状がある人や、医療機関において不眠症の診断を受けている人を対象とするものではない。
ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、一時的な睡眠障害の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状がある人を対象としたものではない。(H21)
ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、慢性的な不眠症の緩和に用いられるものであり、一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)に用いられるものではない。(H23)
ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状がある人や、医療機関において不眠症の診断を受けている人を対象とするものではない。(H29)

ドリエル」などの睡眠改善薬についての問題です。

あくまでも「一時的な不眠」に対して用いる薬であると理解しておきましょう。

※かぜ薬などに配合される抗ヒスタミン成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩の副作用の一つである「眠気」を利用したものです

 

第3項(過去4回出題)

ブロモバレリル尿素アリルイソプロピルアセチル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用がある。 少量でも眠気を催しやすく、それにより重大な事故を招くおそれがあるため、これらの成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や危険を伴う機械類の運転操作は避ける必要がある。
ブロムワレリル尿素は、痛みを感じる感覚を過敏にする作用を示すので、ブロムワレリル尿素を含む医薬品を解熱鎮痛薬と併用する場合には、注意が必要である。(H21)
ブロムワレリル尿素は、脳の興奮を抑え、痛みを感じる感覚を鈍くする作用を示すことから、解熱鎮痛薬に配合されることがある。(H22)
少量でも眠気を催しやすく、重大な事故につながるおそれがあるため、ブロムワレリル尿素が配合された医薬品を使用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。(H23)
アリルイソプロピルアセチル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用があり、少量でも眠気を催しやすい。(H29)

〇〇尿素とはいわゆる鎮静剤です。

痛みの感覚を鈍くするので、解熱鎮痛薬に配合されていることが多いです。これが解熱鎮痛薬の眠気の原因です。

ブロムワレリル尿素とブロモバレリル尿素は同じものです。(waをドイツ語読みするとバになります)

 

第5項

ブロモバレリル尿素は胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきである。
ブロムワレリル尿素を含む催眠鎮静薬は、妊婦の睡眠障害に適している。(H22)
ブロムワレリル尿素は、胎児障害の可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けることが望ましい。(H24)
ブロムワレリル尿素は胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきである。(H26)

鎮静剤は妊婦にはよろしくない、というくらいで覚えておきましょう。

 

 

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第3章「Ⅰ 精神神経に作用する薬 」2 解熱鎮痛薬 1)2)3)

 2解熱鎮痛薬からはだいたい1問出題されそうです。

 1)痛みや発熱が起こる仕組み、解熱鎮痛薬の働き

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 第1項

解熱鎮痛薬とは、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すものではなく、病気や外傷が原因で生じている発熱や痛みを緩和するために使用される医薬品(内服薬)の総称である。
解熱鎮痛薬の使用は、痛みや発熱を一時的に和らげる対症療法であって、それらの原因を根本的に解消するものではない。(H23)
解熱鎮痛薬は、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すことができる。(H27)
解熱鎮痛薬の使用は、発熱や痛みを一時的に抑える対症療法であって、疾病の原因を根本的に解消するものではない。(H29)

 

 

2)代表的な配合成分等、主な副作用

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(a)解熱鎮痛成分【化学的に合成された成分】

 第9項(過去7回出題)最頻出です!

サリチル酸系解熱鎮痛成分において特に留意されるべき点は、ライ症候群の発生が示唆されていることである。アスピリンアスピリンアルミニウムを含む。)及びサザピリンは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。

・顧客の夫(42歳)と子供(10歳)がかぜをひいたとのこと。 ・かぜの症状は、2名とも、発熱、咽いん頭痛のほか、咳せきが出ている。 ・医療機関への受診及び他の医薬品の服用はしていない。 ・かぜをひいている2名とも服用できる薬が欲しい(購入したい医薬品は1種類のみ)。 ********************************************************

アスピリンを含む医薬品を購入しようとしたので、アスピリンを含む一般用医薬品は、顧客の子供の年齢では、いかなる場合も使用しないこととなっている旨を説明した。(H21)

アスピリンについては、一般用医薬品では、小児(15歳未満)に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。(H22)
アセトアミノフェンについて】一般用医薬品では、小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。(H23)
アスピリンアスピリンアルミニウムを含む。)、サザピリンについては、一般用医薬品では、小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。(H24)
アスピリンアスピリンアルミニウムを含む。)、サザピリンは、一般用医薬品では、小児(15歳未満)に対して使用することができる。(H25)
サザピリンは、ライ症候群の発生が示唆されており、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。(H27)
アスピリンアスピリンアルミニウムを含む。)及びサザピリンは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。(H29)

アスピリン・サザピリンは小児(=15歳未満)は使ってはいけません!と覚えましょう。理由はライ症候群の発生のリスクがあるためですが、理由が問われた出題はありません。

 

 

第13項

エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強いため、作用の仕組みの違いによる相乗効果を期待して、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多い。
エテンザミドについては、痛みの発生を抑える働きが中心である他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みの伝わりを抑える働きが優位であるとされている。(H22)
エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが中心である他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みの伝わりを抑える働きが優位であるとされている。(H25)
エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強いため、作用の仕組みの違いによる相乗効果を期待して、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多い。(H29)

エテンザミド=痛みの伝わりをブロック、と覚えましょう。

20年位前のノーシンなどのCMでは「ACE処方」を謳ったものが多かったですが、アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドを配合したものです。

 

第15項(過去5回出題)頻出です!

アセトアミノフェン

主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。その分、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、空腹時に服用できる製品もある。

・顧客の夫(42歳)と子供(10歳)がかぜをひいたとのこと。 ・かぜの症状は、2名とも、発熱、咽いん頭痛のほか、咳せきが出ている。 ・医療機関への受診及び他の医薬品の服用はしていない。 ・かぜをひいている2名とも服用できる薬が欲しい(購入したい医薬品は1種類のみ)。 ********************************************************

咽頭痛があり、のどに炎症がある様子であったので、解熱鎮痛作用のほか、抗炎症作用のあるアセトアミノフェンを含む医薬品をすすめた。(H21)

アセトアミノフェンについて】他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は比較的少ないとされ、空腹時に服用できる製品もある。(H23)
アセトアミノフェン痰の切れを良くする。(H24)
アセトアミノフェンは、主として中枢性の作用によって解熱・鎮痛をもたらすと考えられている。なお、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は比較的少ないとされる。(H25)
アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、胃腸障害を生じやすく、空腹時に服用できる製品はない。(H27)

主な解熱鎮痛成分の作用=プロスタグランジン抑制⇒抗炎症作用&消化管粘膜防御機能低下、に対しアセトアミノフェンは中枢作用によるので抗炎症作用もない代わりに、胃腸障害も少ないということです。

 

第19項

イブプロフェン

イブプロフェンはプロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を低下させるため、消化管に広範に炎症を生じる疾患である胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎又はクローン氏病の既往歴がある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある。

イブプロフェン - 胃・十二指腸潰瘍の既往歴のある人に再発を招くおそれがある。(H22)
イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を促すことで消化管粘膜の防御機能を低下させるため、消化管に広範に炎症を生じる疾患である胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎又はクローン氏病の既往歴がある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある。(H26)
イブプロフェンは、局所のプロスタグランジンの産生を抑制する作用により、体の各部(末梢)での痛みを鎮める。(H28)

イブプロフェンをはじめ多くの解熱鎮痛成分は、

プロスタグランジンの産生抑制⇒抗炎症・鎮痛作用&消化管粘膜防御低下、となります。H26年はすごいいやらしい感じのひっかけでした。

 

 

2-3)相互作用、受診勧奨ではH26年に1問出ていますが、他の年は出題されるかどうか、という感じです。

 出題詳細は下図の通りですが、出るかどうか分からないところはスルーでいいでしょう。

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第3章「Ⅰ 精神神経に作用する薬 」1-2)主な配合成分等(g)(k)、3)主な副作用、相互作用、受診勧奨

1-2)(g)(k)からは1問出題されるかどうかです。 

漢方などやや難解な分野なので、苦手な人は第21項だけ押さえるだけでいいでしょう。H25年のように(g)から1問出たら、あっさり諦めるのも作戦のうちです。 

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 第21項

① 葛根湯 体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こリ、筋肉痛、手や肩の痛みに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。 まれに重篤な副作用として肝機能障害、偽アルドステロン症を生じることが知られている。

・顧客の夫(42歳)と子供(10歳)がかぜをひいたとのこと。 ・かぜの症状は、2名とも、発熱、咽頭痛のほか、咳が出ている。 ・医療機関への受診及び他の医薬品の服用はしていない。 ・かぜをひいている2名とも服用できる薬が欲しい(購入したい医薬品は1種類のみ)。 ********************************************************

かぜのひき始めにおける諸症状、頭痛、肩こり、筋肉痛、手足や肩の痛みに適するとされている小柴胡湯の漢方処方製剤をすすめた。(H21)

「かぜのひき始めにおける諸症状、頭痛、肩こり、筋肉痛、手足や肩の痛みに適すとされるが、 体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪 心、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることが知られている」、かぜの諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤はどれか。

青竜湯、麻黄湯小柴胡湯葛根湯、桂枝湯(H24)

葛根湯 は、かぜのひき始めにおける諸症状、頭痛、肩こり、筋肉痛、手足や肩の痛みに適すとされる。(H25)

「かぜのひき始め、肩こり、筋肉痛」などのキーワードがあれば葛根湯でOKです。

 

3)主な副作用、相互作用、受診勧奨  からの出題は下図の通りですが、まあスルーでいいでしょうね。

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第3章「Ⅰ 精神神経に作用する薬 」1-2)主な配合成分等(a)(b)(c)(d)(e)(f)

 Ⅰの1-2)からは2問、そのうち(a)~(f)で概ね1問出題されそうです。 

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 頻出項目は3つ。

(a) 発熱を鎮め、痛みを和らげる成分(解熱鎮痛成分)

第9項

かぜ薬に配合される主な解熱鎮痛成分としては、アスピリン、サリチルアミド、エテンザミドアセトアミノフェンイブプロフェンイソプロピルアンチピリン等がある。解熱作用がある生薬成分としてジリュウが配合されている場合もある。
イブプロフェンは、解熱鎮痛成分(生薬成分を除く。)による胃腸障害を低減させることを目的として、配合されている場合がある。(H22,29)
サリチルアミド - 鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げる。(H22)

主な解熱鎮痛成分を覚えておけばなんてことない問題ですが、それが難しいからこのページを見ていると思います。

頻出問題を押さえておけば十分点数が獲れるという前提の勉強法なので、ここでは「イブプロフェン」と「サリチルアミド」だけは「解熱鎮痛成分」であると覚えておきましょう。

 

(b) くしゃみや鼻汁を抑える成分(抗ヒスタミン成分、抗コリン成分)

第11項(過去5回出題)頻出

かぜ薬に配合される主な抗ヒスタミン成分に、クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩、メキタジン、クレマスチンフマル酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩等がある。 【Ⅶ-1】抗ヒスタミン成分によりヒスタミンの働きが抑えられると眠気が促される。
フマル酸クレマスチンは、抗ヒスタミン成分であり、くしゃみや鼻汁を抑えることを目的として、かぜ薬に配合されるが、服用によって眠気が促されることがあるため、注意が必要である。(H21)
メキタジン - 鼻汁分泌を抑える。(H23)
フマル酸クレマスチン - 発熱を鎮め、痛みを和らげる。(H24)
メキタジン - 痰の切れを良くする。(H28)
メキタジン - くしゃみや鼻汁を抑える。(H29)

ヒスタミン成分=くしゃみ・鼻水を抑える&眠気がでる、と覚えておきましょう。

あとは、メキタジンクレマスチンフマル酸塩(ルルに配合されてます)は抗ヒスタミン成分であることを最低限覚えておきましょう。

ちなみに、カルビノキサミンは大正製薬のかぜ薬(パブロンシリーズ)に多く配合されている「シベロン」のことです。

 

(e) 痰の切れを良くする成分(去痰成分)

第14項(過去4回出題)

かぜ薬に配合される主な去痰成分に、グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウムブロムヘキシン塩酸塩、エチルシステイン塩酸塩等がある。
塩酸ブロムヘキシン発熱を鎮め、痛みを和らげる。(H23)

痰の切れを良くする目的でかぜ薬に配合される成分として、正しいものの組み合わせはどれか。

ブロムヘキシン塩酸塩イブプロフェングアイフェネシンジフェンヒドラミン塩酸塩(H27)

ブロムヘキシン塩酸塩 - 発熱を鎮め、痛みを和らげる。(H28,29)

 ここでは、ブロムヘキシン塩酸塩は去痰剤、と覚えておきましょう。

H27年の問題は、グアイフェネシンを覚えるのが大変でも、イブプロフェンが去痰剤ではないことや、ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗ヒスタミン成分だ、と分かれば正解が導ける問題でした。

 

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