登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

過去問を完全分析して見えてくる最強対策

第3章 「Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬」4 その他の循環器用薬 ( 2.5 p)

4 その他の循環器用薬 ( 2.5 p) からは2~3年に1問出題されるかどうかです。

3回以上の出題項目も1つだけですので、この1項目だけを一応抑える程度でいいでしょう。 余裕のない人はスルーしてもOKだと思います。

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 (a)ユビデカレノン

第40項

肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働く。別名コエンザイムQ10 とも呼ばれる。 心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされ、軽度な心疾患により日常生活の身体活動を少し越えたときに起こる動悸、息切れ、むくみの症状に用いられる。
( a )などの臓器に多く存在し、( b )に関与する酵素の働きを助ける成分で、別名コエンザイムQ10 とも呼ばれる。 ( c )の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すと され、軽度な心疾患により日常生活の身体活動を少し越えたときに起こる動悸 、息切れ、むくみの症状に用いられる。(H23)
肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける。(H26)
摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンDとともに働く。(H26)

 10年ほど前にコエンザイムQ10のブームがありましたが、このユビデカレノンのことです。

ユビデカレノン=肝臓・心臓=エネルギー代謝酵素=ビタミンB

を覚えられるといいですね。

※ちなみにコエンザイムとはコ(補助的な)エンザイム(酵素)のことで、補酵素という意味です。

 

 

 

第3章 「Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬」3 貧血用薬(鉄製剤) ( 2 p)

3 貧血用薬(鉄製剤) ( 2 p)からは毎年1問出題されます。

ページ数からするとお得な項目ですね!

過去3回以上の出題項目は7つあります。そのうち4回以上の出題は3つです。  

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2)代表的な配合成分、主な副作用 ( 1 p)

(a)鉄分

第30項

鉄製剤を服用すると便が黒くなることがある。これは使用の中止を要する副作用等の異常ではないが、鉄製剤の服用前から便が黒い場合は貧血の原因として消化管内で出血している場合もあるため、服用前の便の状況との対比が必要である。
鉄製剤を服用することにより、便が白くなることがある。(H27)
鉄製剤を服用すると便が赤くなることがある。(H28)
鉄製剤を服用すると便が黒くなることがあるが、使用の中止を要する副作用等の異常ではない。ただし、鉄製剤の服用前から便が黒い場合は貧血の原因として消化管内で出血している場合もあるため、服用前の便の状況との対比が必要である。(H29)

 鉄が酸化すると黒くなりますよね。それです。

ただ、血液(赤血球)にも鉄が含まれているので、血が酸化しても黒くなります。

つまり、便が黒いということは通常は消化管のどこかで出血していることを疑う必要があります。それが、鉄剤を服用し始めた後の話であれば問題ないですよ。ということです。

 

(b)鉄以外の金属成分

第31項

はヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つ。補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で、硫酸銅が配合されている場合がある。
銅は、補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で配合される。(H22)
銅は、ヘモグロビンの産生過程で鉄の代謝や輸送に重要な役割を持ち、補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で、硫酸銅が配合されている場合がある。(H25)
( a )は、ヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つ。(H26)

 鉄はヘモグロビンの構成成分、銅はヘモグロビンの産生を促す働きです。

 

第32項(過去6回出題)最頻出です!

コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある。
マンガンは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンCの構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、貧血用薬に硫酸マンガンが配合されている場合がある。(H21)
コバルトは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンDの構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で配合される。(H22)

赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12 の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的でこの化合物が配合されている場合がある。(のはどれか: マンガン 鉄 コバルト 銅 亜鉛)(H23)

マンガンは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある。(H25)
( b )は、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分である。(H26)
マンガンは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある。(H28)

 コバルト=ビタミンB12、と覚えましょう。

ビタミンB12コバラミン(シアノコバラミン、メコバラミンなど)といいますが、コバラミンの「コ」はコバルトの「コ」だと連想するといいでしょう。

 

第33項(過去4回出題)

マンガンは、糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある。
マンガンは、糖質・脂質・蛋白質代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で配合される。(H22)
糖質・脂質・蛋白質代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する。(のはどれか:コバルト 鉄 マンガン亜鉛)(H24)
コバルトは、糖質・脂質・蛋白質代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある。(H25)
( c )は、糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成成分である。(H26)

 マンガン代謝酵素の構成成分、と覚えましょう。

 

(c)ビタミン成分

第34項

ビタミンC(アスコルビン酸等)は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。
ビタミンCは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として配合される。(H22)
ビタミンCは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。(H28)
ビタミンB6は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。(H29)

 ビタミンC=鉄の吸収UP!です。

 

【主な副作用】

第35項

鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。
鉄分の吸収は空腹時のほうが低く、消化器系への副作用を軽減するためにも、貧血用薬(鉄製剤)は、食後に服用することが望ましい。(H21)
鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。(H27)
鉄分の吸収は食後より空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。(H28)

 鉄剤の副作用で最も多いのが、服用後の悪心(気持ち悪さ)と、便秘です。

鉄の吸収は空腹時の方がいいのですが、これらの副作用を軽減するためには食後、しかもなるべくすぐ(食直後)に服用するのがおすすめです。

 

3)相互作用、受診勧奨等 ( 1 p)

【相互作用】

第36項(過去4回出題)

服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがあるので、服用前後はそれらの摂取を控えることとされている。
服用の前後30分にコーヒーや緑茶等のタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収がよくなることがあり、鉄分の過剰摂取となることがあるので、服用前後はそれらの摂取を控えることとされている。(H21)
貧血用薬(鉄製剤)は、服用の前後30分以内にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が促進されるため、服用前後はそれらを摂取するよう勧めた。(H25)
鉄製剤の服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が良くなるので、鉄製剤の服用前後にこれらの飲食物を積極的に摂取することが望ましい。(H27)
鉄製剤の服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがある。(H29)

 試験管の中の話ですが、鉄とタンニン酸が不溶性の物質を形成してしまい鉄の吸収が悪くなると言われています。

最近の研究では、鉄欠乏性貧血の状態にある人が1日100~200mgの鉄を服用する場合には、タンニン酸の影響は貧血改善に関係しない、とも言われています。

鉄と鉄欠乏性貧血|すこやかネット|NIPRO-ニプロ株式会社- 「その技術は、人のために。」

ここでは、「教科書にはこう書いてある」ということを覚えておいてください。また、お客様には「昔はみんなそう言っていたのですが、最近の研究では…」と話をすると、いいこと教えてもらった!と喜んでくれますよ。

 そうは言っても貧血の人に、積極的にお茶を飲むといいですよ、ということではありませんよ。

 

 

第3章 「Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬」2 高コレステロール改善薬 ( 3 p)

2 高コレステロール改善薬 ( 3 p)からは例年1問出題されています。

頻出項目は6つです。どれも過去4回以上の出題ですので、しっかり押さえましょう。 

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 2)代表的な配合成分、主な副作用 ( 1 p)

 (a)高コレステロール改善成分

第18項(過去6回出題)最頻出です!

大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、腸管(改訂前:末梢組織)におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。
ソイステロールには、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。(H22)
大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされる。(H23)
大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、末梢組織におけるコレステロールの吸収を促進する働きがあるとされる。(H24)
大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。(H25)
大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。(H27,28)

ソイステロール=コレステロール吸収を抑える、です。 

ソイは、soy=大豆のことです。(醤油は英語でソイソースですよね)

毎年出ると思っておきましょう。

 

第19項(過去4回出題)

リノール酸、ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロール代謝を促す効果を期待して用いられる。
ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロール代謝を促す効果を期待して用いられる。(H22,27)
リノール酸、ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロール代謝抑制する効果を期待して用いられる。(H24)
ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールの生合成抑制を抑えることを主な目的として配合される。(H28)

2年に1回程度は出題されています。

リノール酸、ポリエン…コリンは代謝促進!で覚えましょう!!

 

第20項(過去5回出題)頻出です!

パンテチンは、LDL等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、HDL産生を高める作用があるとされる。

【改定前:パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ、LDLの分解を促し、また、HDLが形成される過程に働いて、HDLを増加させる効果を期待して用いられる。】

パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ、高密度リポ蛋白質(HDL)の分解を促し、また、低密度リポ蛋白質(LDL)が形成される過程に働いて、LDLを増加させる効果を期待して用いられる。(H22)
パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ、低密度リ ポ蛋白質(LDL)の分解を促す。また、高密度リポ蛋白質(HDL)が形成される過程に働いて、HDLを増加させる効果を期待して用いられる。(H24)
パンテチンは、高密度リポ蛋 白質(HDL)の分解を促し、低密度リポ蛋白質(LDL)を増加させる効果を期待して使用される。(H25)
パンテチンは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。(H27再掲)
パンテチンは、密度リポタンパク質(HDL)の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、低密度リポタンパク質(LDL)産生を高める作用があるとされる。(H28)
パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる。(H29)

 こちらも2年に1回程度出題されています。

ひっかけが多い項目ですね。パンテチンの問題ではなく、HDLとLDLの違いを分かっているか?の設問です!

LDL=悪玉コレステロール、HDL=善玉コレステロール

覚えておきましょう。

※ちなみに医療用ではパンテチンは主に緩下剤として使用されることが多いんですよ。

 

(b)ビタミン成分

第22項(過去4回出題)

リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあるが、これは使用の中止を要する副作用等の異常ではない。
ビタミンB2 - 尿が赤くなることがある。(H22)
リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなった場合、使用を中止し、医療機関を受診するよう促すべきである。(H23)
ビタミンB2(酪酸リボフラビン等)は、摂取により尿が黄色くなることがあるが、使用の中止を要する副作用等の異常ではない。(H25)
リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあり、これは使用の中止を要する副作用である。(H29)

ビタミン成分にはそれ自体が着色しているものがあります。

ビタミンB2リボフラビンなど)=黄色

ビタミンB12(シアノコバラミンなど)=赤色

これらの成分を摂取すると尿が着色することがありますが、何ら問題ありません。 

 

第23項(過去6回出題)最頻出です!

ビタミンEは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。
ビタミンB2は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として用いられる。(H22)
ビタミンB2は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。(H24)
ビタミンE(酢酸トコフェロール)は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として使用される。(H25)
パンテチンは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ) の緩和等を目的として用いられる。(H27)
ビタミンEは、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。(H28)
リボフラビンは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。(H29)

ビタミンEの特徴的な作用は、抗酸化作用と血行促進作用の二つです

色々な医薬品や健康食品などに配合されることが多い成分です。これを知っていないとドラッグストアの店員は務まりません。 絶対覚えましょう!

 

 

3)生活習慣改善へのアドバイス、受診勧奨等 ( 0.5 p)

 

第26項 (過去6回出題)最頻出です!

コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであるが、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない。
コレステロール改善薬は、結果として生活習慣病の予防につながるものであるが、腹囲を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない。(H21)
コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品である。(H22)
コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品である。(H23)
コレステロール改善薬は、生活習慣病の予防につながるものであるとともに、腹囲を減少させるなどの痩身効果を目的とすることも併せて説明した。(H24)
コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではないことを説明した。(H25)

コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであるが、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない。医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対してその旨を説明する等、正しい理解を促すことが重要である。(H27)

 高コレステロール改善薬は、ダイエット目的で使うための医薬品ではありません!

(ダイエット目的とかになると乱用の心配がありますよ)

 

ここで紹介した6つを押さえておけば1点ゲットできます。

難しく考えず頑張りましょう!!

 

第3章 「Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬」1 強心薬 ( 3.2 p)

 「Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬」からは3~4問の出題が見込まれます。ページ数は10ページほどですので、「Ⅲ 胃腸に作用する薬 ( 22 p)」よりも効率がいいですよ!

 

1強心薬 からは概ね1問出題されそうです。平成26年は出題がありませんでした。

過去3回以上の出題項目は7つです。

生薬成分に関する出題は一見難しそうに思いますが、出題内容を冷静に見ると意外に楽勝なことに気づくでしょう。

 

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1)動悸、息切れ等を生じる原因と強心薬の働き

 第2項

強心薬は、疲労やストレス等による軽度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的とする医薬品である。心筋に作用して、その収縮力を高めるとされる成分(強心成分)を主体として配合される。
強心薬は、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的とする医薬品であり、代表的な配合成分として、センソやロクジョウ等が用いられる。(H21)
強心薬は、疲労やストレス等による軽度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸 や息切れ等の症状の改善を目的とする医薬品である。(H28)
強心薬は、疲労やストレス等による軽度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的とする医薬品である。心筋に作用して、その収縮力を高めるとされる成分(強心成分)を主体として配合される。(H29)

全てYesです。

「心筋に作用して」の部分は難しく考えないようにしましょう。

強心成分としては、センソ、ゴオウ、ロクジョウ、ジャコウなどがありますが、ジャコウ以外は頻出項目です。

センソ、ゴオウ、ロクジョウは強心成分と覚えましょう。

 

2)代表的な配合成分等、主な副作用

 (a)強心成分

第3項(過去4回出題)

① センソ

ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示す。皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示し、センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。

センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル又はヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を集めたもので、微量で強い強心作用を示す。(H25)
センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中でよく噛み砕いて服用することとされている。(H27)
センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。(H28)
センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、吸収を促すため、口中で噛み砕いて服用するものとされている。(H29)

 センソ=刺激性、と覚えましょう。

ついでに余裕があればセンソ=ヒキガエルも覚えておくといいでしょう。

 

第4項

①センソ

一般用医薬品では、1日用量が 5mg 以下となるよう用法・用量が定められており、それに従って適正に使用される必要がある。なお、通常用量においても、悪心(吐きけ)、 嘔吐の副作用が現れることがある。

センソは一般用医薬品では、1日用量が5mg以下になるよう用法・用量が定められている。(H24)
一般用医薬品において、センソは1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められてお り、それに従って適正に使用される必要がある。なお、通常用量においても、悪心(吐きけ)、嘔吐の副作用が現れることがある。(H27)
一般用医薬品では、センソの1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められている。(H28)

全てYesです。

カエルの毒ですからね。上限があることを当然だと思っておきましょう。

上限は何mg?という問題は出ません!(たぶん…)

 

第6項(過去6回出題)最頻出です!

② ジャコウ、ゴオウ、ロクジョウ

ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。

ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされており、強心薬のほか、小児 鎮静薬に配合されることがある。(H21)
ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。(H22,23,25)
ジャコウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、強心作用のほか、末梢血管拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。(H24)
ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされている。(H27)
ロクジョウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、 末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。(H28)

 ほぼ毎年出ると思ってきましょう。

ゴオウは漢字で「牛黄」と書きます。それだけ覚えておけばいいです。

 

第7項(過去4回出題)

② ジャコウ、ゴオウ、ロクジョウ

ロクジョウは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。

ロクジョウは、シカ科のシベリアジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、強心作用の他、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。(H22)
ロクジョウは、シカ科のシベリアジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、 強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。(H23)
ロクジョウは、ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套(とう)膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。(H27再掲)
ロクジョウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。(H28再掲)

 ロクジョウは漢字で「鹿茸」と書きます。その他の作用として血行促進があることも押さえておくといいですね。

H22年の後半は「ジャコウ」に関する記述、

H27年は「シンジュ」に関する記述、

H28年は「ゴオウ」に関する記述です。

 

(b)強心成分以外の配合成分

第9項(過去4回出題)

② シンジュ

ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套(ガイトウ)膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。

シンジュは、ウグイスガイ科のアコヤガイ等の殻内肉組織中に形成される球状の塊を粉末にしたもので、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。(H22)
シンジュは、ウグイスガイ科のアコヤガイ等の殻内肉組織中に形成される球状の塊を粉末にしたもので、鎮静作用等を期待して用いられる。(H23,25)
ロクジョウは、ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套(とう)膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。(H27)
シンジュはウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。(H29)

 シンジュとはあの「真珠」のことです。そして、シンジュ=鎮静、と覚えておきましょう。

 

 3)相互作用、受診勧奨

f:id:ashomopapa:20190217160709p:plain第12項

強心薬については一般に、5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、心臓以外の要因、例えば、呼吸器疾患、貧血、高血圧症、甲状腺機能の異常等のほか、精神神経系の疾患も考えられる。医薬品の販売等に従事する専門家においては、強心薬を使用した人の状況に応じて、適宜、医療機関の受診を勧奨することが重要である。
強心薬について、一般に、5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、心臓以外の要因が考えられるので、強心薬を使用した人の状況に応じて、適宜、医療機関の受診を勧奨することが重要である。(H21)
強心薬については一般に、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、心臓以外の要因も考えられるので、医薬品の販売等に従事する専門家は、医療機関の受診を勧奨することが重要である。(H24)
一般に、強心薬を5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、心臓以外の要因、例えば、呼吸器疾患、貧血、高血圧症、甲状腺機能の異常等のほか、精神神経系の疾患も考えられる。医薬品の販売等に従事する専門家においては、強心薬を使用した人の状況に応じて、適宜、医療機関の受診を勧奨することが重要である。(H29)

 全てYesです。

 息切れや動悸の原因は、一時的な心機能の低下だけとは限らず、様々な要因が関係することもあります。

一時的な症状で強心薬を使用して治まるならいいけど、だらだら使っていて言い訳はありませんよね。だって心臓ですもんね。

 

まとめ

 

  基原に関すること 覚えること
センソ カエルの毒 刺激性&1日5mgまで
ジャコウ ジャコウジカ 呼吸機能
ゴオウ 牛黄 末梢血管の拡張
ロクジョウ 鹿茸 血行促進
シンジュ 真珠 鎮静

 

第3章 「Ⅲ 胃腸に作用する薬 」4 その他の消化器官用薬 ( 3.5 p)

4 その他の消化器官用薬 ( 3.5 p)からは1~2問出題されています。

 

4-1)浣腸薬 ( 1.5 p) の頻出項目は4つ。しっかり押さえましょう。f:id:ashomopapa:20190210182845p:plain

 第62項(過去4回出題)

繰り返し使用すると直腸の感受性の低下(いわゆる慣れ)が生じて効果が弱くなり、医薬品の使用に頼りがちになるため、連用しないこととされている。
浣腸薬は、繰り返し使用すると直腸の感受性が高くなり、効果が増強されるため、連用することが望ましい。(H23)
浣腸薬は、直腸内に適用される医薬品であるが、繰り返し使用すると直腸の感受性が( a )なり、効果が( b )なるため、連用しないこととされている。(H25)
繰り返し使用すると直腸の感受性が高くなり、効果が増強される。(H27)
浣腸薬は、便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品であり、繰り返し使用しても直腸の感受性の低下(いわゆる慣れ)が生じないため効果が弱くなることはない。(H29)

浣腸薬は繰り返し使用すると感受性が低下して効き目が落ちるので、連用してはいけませんよ。ということです。

 

第63項

浣腸薬は一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。
浣腸薬は、便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品であるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性に対して適するとされている。(H21)
浣腸薬は一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。(H27,29)

浣腸薬と妊婦についてです。

一般的に、妊婦さんが下剤などを使用するには注意が必要で、急激な作用があるものは避けるべきとされています。

 

第65項

配合成分としては、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して、グリセリンソルビトールが用いられる。
グリセリンソルビトールは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。(H24)
また、注入剤の浣腸薬の配合成分としては、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待し、( c )やソルビトールが用いられる。(H25)
グリセリンは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激 する作用を期待して用いられる。(H28)

浣腸薬の成分は、浸透圧を利用したグリセリンソルビトールなどがあります。

H28年は炭酸水素ナトリウムの坐剤についての記述ですね。

 

第67項(過去4回出題)

グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こす。
グリセリンが配合された浣腸薬は、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。(H23)
痔出血の症状がある人に対し、グリセリンが配合された浣腸薬の使用を勧めた。(H24)
グリセリンが配合された浣腸薬を、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。(H27)
肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときは、グリセリンが配合された浣腸薬を使用することが望ましい。(H28)

 グリセリン浣腸は幼児にも使用する比較的な安全な成分ですが、ひとたび血管内に入ってしまうと溶血の危険性があります。

 

4-2)駆虫薬 ( 1.5 p) も頻出項目は4つです。

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 (a) サントニン

第71項

回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。(H21)
サントニンは、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。(H24)
サントニン ― 回虫の自発運動を抑え、虫体を排便とともに排出する。(H25)

痙攣をおこすのはカイニン酸です。

 

(c) ピペラジンリン酸塩

第75項

アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
リン酸ピペラジン ― アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させ、虫体を排便とともに排出する。(H25)
リン酸ピペラジンは、蟯(ぎょう)虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示す。(H26)
ピペラジンリン酸塩は、アドレナリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を便とともに排出させることを目的として用いられる。(H28)

殺虫作用はパモ酸ピルビニウムの作用で、ピペラジンはアセチルコリンを妨げます。

 

(d) パモ酸ピルビニウム

第76項

蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。
パモ酸ピルビニウム ― 回虫に痙攣を起こさせ、虫体を排便とともに排出する。(H25)
パモ酸ピルビニウムは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。(H26)
パモ酸ピルビニウムは、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。(H29)

上から順に「カイニン酸」、「サントニン」、「ピペラジンリン酸塩」に関する記述です。

 

駆虫薬4成分の作用をまとめると

  (a) サントニン (b) カイニン酸 (c) ピペラジンリン酸塩 (d) パモ酸ピルビニウム
虫体を排便とともに排出 回虫の自発運動を抑制      
回虫に痙攣を起こさせる      
アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺      
殺虫 蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑える      

「サンジ(自)、カイケイ(痙)、ピペラコリン、パモは殺虫」と韻よく覚えてみるのはどうでしょうか。

 

第79項

駆虫薬は腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばないため、それらが成虫となった頃にあらためて使用しないと完全に駆除できない。再度駆虫を必要とする場合には、1ヵ月以上間隔を置いてから使用することとされている。
駆虫薬は腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばないため、再度駆虫を必要とする場合には、1ヵ月以上間隔を置いてから使用することとされている。(H23)
駆虫薬は、腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばない。(H26,28)
駆虫薬は腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばないため、それらが成虫となった頃にあらためて使用しないと完全に駆除できない。(H29)

 いずれもYesです。

卵や幼虫には駆虫薬は効果がないので、成虫になった頃に改めて駆虫薬を使用することが望ましいが、1ヶ月以上間隔をあけなければいけません。

 

 

Ⅲ 胃腸に作用する薬(4~6問) コンテンツ紹介==========

 1 胃の薬(制酸薬、健胃薬、消化薬)( 6.5 p) (1~3問)

  1)胃の不調、薬が症状を抑える仕組み
  2)代表的な配合成分等、主な副作用、相互作用、受診勧奨

 2 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬) ( 9 p) (0~2問)

  1)腸の不調、薬が症状を抑える仕組み
  2)代表的な配合成分等、主な副作用
  3)相互作用、受診勧奨

 3 胃腸鎮痛鎮痙薬 ( 2.5 p) (0~1問)

  1)代表的な鎮痙成分、症状を抑える仕組み、主な副作用

  2)相互作用、受診勧奨

 4 その他の消化器官用薬 ( 3.5 p) (1~2問)

  1)浣腸薬
  2)駆虫薬

第3章 「Ⅲ 胃腸に作用する薬 」3 胃腸鎮痛鎮痙薬 ( 2.5 p)

3 胃腸鎮痛鎮痙薬 ( 2.5 p)からは、0~1問の出題です。

う~ん、出か出ないか賭けですね。

頻出項目は4つですので、一応押さえておくといいでしょう。 

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 (a) 抗コリン成分

第54項

ロートエキスについては、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる(頻脈)おそれがあるため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。なお、ロートエキスにより母乳が出にくくなることがある。
ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる(頻脈)おそれがあるため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。(H24)
ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行することはない。(H26)
ロートエキスは、吸収された成分が母乳中に移行することはないが、メチルオクタトロピン臭化物は、吸収された成分の一部が母乳中に移行することが知られている。(H27)

ロートエキス⇒母乳に移行 と覚えましょう。

ちなみに、メチルオクタトロピンも母乳に移行します。

 

第56項

これらの(抗コリン作用を示す)成分が副交感神経系の働きを抑える作用は消化管に限定されないため、散瞳による目のかすみや異常な眩しさ、顔のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難等の副作用が現れることがある。重大な事故につながるおそれがあるため、抗コリン成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。また、排尿困難の症状がある人、心臓病又は緑内障の診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがありる。

3包(3.84g)中 銅クロロフィリンカリウム 120 mg 無水リン酸水素カルシウム 1020 mg 沈降炭酸カルシウム 1020 mg 水酸化マグネシウム 960 mg ロートエキス3倍散 90 mg ***********************************

ロートエキスを含む医薬品の使用上の注意として、心臓病や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがあるため、事前に医師等に相談をすることが望ましい。(H21)

排尿困難の症状がある人、心臓病又は緑内障の診断を受けた人では、ロートエキスの使用により、症状の悪化を招くおそれがある。(H23)
ロートエキスは、副交感神経系の働きを抑えるが、消化管に限定されないため、散瞳による目のかすみや異常な眩しさ、口渇等の副作用が現れることがある。(H25)

抗コリン作用における副作用についての出題です。

いずれもYesです。

ロートエキスなど抗コリン作用の成分は、副作用も多いので注意が必要です。

  • 散瞳によるかすみやまぶしさ ⇒運転の禁止
  • 眼圧上昇による緑内障の悪化
  • 排尿困難の悪化
  • 心臓病の悪化
  • その他、口渇、便秘、眠気、頭痛など

副交感神経系の作用を理解していれば、抗コリン成分による副作用も理解できますが、全部覚えるのは大変ですので、まずは頻出項目をしっかり押さえましょう。

 

(b) パパベリン塩酸塩

第57項(過去5回出題)頻出です!

【パパベリン塩酸塩について】

消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされる。抗コリン成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されない。 抗コリン成分と異なり自律神経系を介した作用ではないが、眼圧を上昇させる。

塩酸パパベリンは、胃痛、腹痛、さしこみ(疝痛、癪(しゃく))を鎮めること(鎮痛鎮痙)のほか、 胃酸過多や胸やけに対する効果も期待して用いられる。(H23)
塩酸パパベリンは、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣(けいれん)を鎮める作用を示すとされ、胃酸の分泌を抑える。(H24)
塩酸パパベリンは、胃酸過多や胸やけに対する効果を期待して用いられ、また、眼圧を上昇させる作用はないため緑内障の診断を受けた人にも使用できる。(H25)
パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すが、胃液分泌を抑える作用は見出されない。(H26)
パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分と異なり自律神経系を介した作用ではないため、眼圧を上昇させる作用はない。(H27)

パパベリン塩酸塩について、頻出です!ポイントは2つ、

  • 胃酸の分泌抑制の作用はない
  • 眼圧を上昇させる

の2点だけしっかり押さえておけば大丈夫です。

 

(c) 局所麻酔成分

第60項(過去5回出題)頻出です!

オキセサゼインについては、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。精神神経系の副作用として、頭痛、眠気、めまい、脱力感が現れることがある。妊娠中や小児における安全性は確立されておらず、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされている。
オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、妊娠中や小児における安全性が確立されている。(H23)
オキセサゼインには、胃液分泌を抑える作用はない。(H24)
オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされる。(H25)
臭化ブチルスコポラミンは、消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用はあるが、胃液分泌を抑える作用はない。(H25)
オキセサゼインは、鎮痛鎮痙作用はあるが、胃液分泌を抑える作用はない。(H26)
オキセサゼインは、妊娠中や小児における安全性は確立されておらず、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされている。(H27)

オキセサゼインも頻出項目です。ポイントは3つです。

 

  • 局所麻酔作用(⇒胃痛や吐き気に効果あり)
  • 胃液分泌抑制作用
  • 妊娠中や小児に対しては安全性は不確立

これだけわかっていれば十分です。

 

Ⅲ 胃腸に作用する薬(4~6問) コンテンツ紹介==========

 1 胃の薬(制酸薬、健胃薬、消化薬)( 6.5 p) (1~3問)

  1)胃の不調、薬が症状を抑える仕組み
  2)代表的な配合成分等、主な副作用、相互作用、受診勧奨

 2 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬) ( 9 p) (0~2問)

  1)腸の不調、薬が症状を抑える仕組み
  2)代表的な配合成分等、主な副作用
  3)相互作用、受診勧奨

 3 胃腸鎮痛鎮痙薬 ( 2.5 p) (0~1問)

  1)代表的な鎮痙成分、症状を抑える仕組み、主な副作用

  2)相互作用、受診勧奨

 4 その他の消化器官用薬 ( 3.5 p) (1~2問)

  1)浣腸薬
  2)駆虫薬

 

第3章 「Ⅲ 胃腸に作用する薬 」2 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬) ( 9 p)

2 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬) ( 9 p) からは、1~2問が出題されていますが、H28年は出題がありませんでした。

 

 

2-2)代表的な配合成分等、主な副作用 ( 6.5 p) の頻出項目は4つです。

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 (b) 止瀉成分

第29項

腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)ことにより、腸粘膜を保護することを目的として、次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス等のビスマスを含む成分、タンニン酸アルブミン等が配合されている場合がある。
次硝酸ビスマスは、腸粘膜の蛋白質と結合し、収斂作用により炎症を鎮める。(H22)
次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマスは、腸粘膜の蛋白質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)ことにより、腸粘膜を保護し、炎症を鎮める目的で配合されている場合がある。(H25)
次没食子 (もつしょくし)酸ビスマスは、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。(H27)

細菌感染による下痢は下痢止めで止めてはいけません。

異物を体外に早く排出させるために、身体は「下痢」という手段を取っています。それなのに薬で下痢を止めてしまったら、細菌が体内に留まる時間が長くなってしまい症状が長引いたり悪化したりしてしまいます。

ビスマス=収斂で腸粘膜保護と覚えましょう。

 

第32項(過去5回出題)頻出です!

タンニン酸アルブミンについては、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
タンニン酸アルブミンは、に含まれるカゼインに由来するため、鶏卵アレルギーの人には使用を避ける必要がある。(H22)
タンニン酸アルブミンは、牛乳にアレルギーのある人では使用を避ける必要がある。(H24)
タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれる蛋白質カゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。(H25)
タンニン酸アルブミンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。(H26)
タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるが、タンニン酸と化合しているので牛乳にアレルギーがある人でも使用することができる。(H29)

タンニン酸アルブミンとアレルギーに関する問題です。

アルブミン⇒牛乳・カゼイン、牛乳アレルギーの人は使用ダメ!

と覚えましょう。

 

第33項

ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢の症状に用いられることを目的としており、食あたりや水あたりによる下痢については適用対象でない。
塩酸ロペラミドは、食べ過ぎ・飲み過ぎによる下痢に用いられる。(H22)
ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢のほか、食あたりや水あたりによる下痢の症状を鎮めることを目的として用いられている。(H27)
ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食あたりや水あたりによる下痢の症状に用いられることを目的としており、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢については適用対象でない。(H29)

食あたりや水あたりによる下痢は、いわゆる細菌性の下痢です。通常の下痢止め薬で下痢を止めてしまうと細菌が体内に留まってしまうため使用してはいけません。

 

第34項

中枢神経系を抑制する作用もあり、副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。また、中枢抑制作用が増強するおそれがあるため、服用時は飲酒しないこととされている。
塩酸ロペラミドは、中枢神経系を抑制する作用もあり、副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。(H24)
ロペラミド塩酸塩は、中枢神経系を抑制する作用もあり、副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。(H26)
ロペラミド塩酸塩は中枢神経系を抑制する作用もあり、副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。(H29)

過去3回出題されていますが、3回とも同じ内容です。

  • ロペラミドには中枢抑制作用がある
  • 中枢抑制=眠気など ⇒ 運転不可!

と押さえておきましょう。

 

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 (c)瀉下成分

第40項

【ヒマシ油について】

急激で強い瀉下作用(峻下作用)を示すため、激しい腹痛又は悪心・嘔吐の症状がある人、妊婦又は妊娠していると思われる女性、3歳未満の乳幼児では使用を避けることとされている。

ヒマシ油は、瀉下薬として比較的作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。(H22)
瀉下薬としては比較的作用が穏やかなため、3歳未満の乳幼児に用いられる。(H23)
ヒマシ油は、弱い瀉下作用を示すため、妊婦又は妊娠していると思われる女性に使用しても問題ない。(H26)

瀉下成分からは頻出項目は1題のみです。

ヒマシ油は、急激で強い瀉下作用があり、3歳未満や妊婦さんは使用不可です。

 

2-3)相互作用、受診勧奨(1.2p)からは過去3題だけ出題がありましたが、スルーでいいでしょう。

 

 

Ⅲ 胃腸に作用する薬(4~6問) コンテンツ紹介==========

 1 胃の薬(制酸薬、健胃薬、消化薬)( 6.5 p) (1~3問)

  1)胃の不調、薬が症状を抑える仕組み
  2)代表的な配合成分等、主な副作用、相互作用、受診勧奨

 2 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬) ( 9 p) (0~2問)

  1)腸の不調、薬が症状を抑える仕組み
  2)代表的な配合成分等、主な副作用
  3)相互作用、受診勧奨

 3 胃腸鎮痛鎮痙薬 ( 2.5 p) (0~1問)

  1)代表的な鎮痙成分、症状を抑える仕組み、主な副作用

  2)相互作用、受診勧奨

 4 その他の消化器官用薬 ( 3.5 p) (1~2問)

  1)浣腸薬
  2)駆虫薬