登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

過去問を完全分析して見えてくる最強対策

第1章「III 適切な医薬品選択と受診勧奨」2):出題詳細

 

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第1章Ⅲ 2)からは、恐らく1問しか出題されません。

H26年は出題なし、翌H27年は2問出題されました。

H29年は1問の出題だったので、H30年も1問出題されるでしょう。

ページ数の割には損な感じですが、常識問題ですので大丈夫ですよ。

 

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ポイントとしては、「購入者から確認しておきたい基本的なポイント」(第6~11項)と過去3回以上出題されている、第13項、第14項、第15項ですね。

 

まず「購入者から確認しておきたい基本的なポイント」(H21,23,27,28)

① 何のためにその医薬品を購入しようとしているか(購入者側のニーズ、購入の動機)
何のためにその医薬品を購入しようとしているか。(H23,27)
② その医薬品を使用するのは情報提供を受けている当人か、又はその家族等が想定されるか
その医薬品を使用するのは情報提供を受けている当人か、又はその家族等が想定されるのか。(H21)
その医薬品を使用する人は本人か、又はその家族等か。(H23)
③ その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか
その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるのか。(H21)
その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか。(H27)
④ その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか
その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか。(H21,23,27)
⑤ その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか
その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか。(H21,23,27)
⑦ その医薬品がすぐに使用される状況にあるか(その医薬品によって対処しようとする症状等が現にあるか)
一般用医薬品は、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、医薬品の販売に従事する専門家は、その医薬品がすぐに使用される状況にあるか把握に努めることが望ましい。(H24)
一般用医薬品の場合、すぐに使用する必要に迫られて購入されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、その医薬品がすぐに使用される状況にあるかどうかを把握するよう努めることが望ましい。(H28)

今までのところ、すべてYesNo問題で全て「Yes」です。

まだ出題されていないのは

⑥ その医薬品を使用する人が相互作用や飲み合わせで問題を生じるおそれのある他の医薬品や食品を摂取していないか

⑧ 症状等がある場合、それはいつ頃からか、その原因や患部等の特定はなされているか 

の2項です。①~⑧までしっかり押さえておきましょう。

 

第13項(過去3回出題)

購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しく、コミュニケーションが成立しがたい場合であっても、購入者側から医薬品の使用状況にかかる情報をできる限り引き出し、可能な情報提供を行っていくためのコミュニケーション技術を身につけるべきである。
購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しく、コミュニケーションが成立しがたい場合は、医薬品の販売に従事する専門家は、購入者から医薬品の使用状況にかかる情報を引き出す必要はない。(H24)
購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合は、コミュニケーションを図る必要はない。(H27)

購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合には、コミュニケーションを図る必要はない。(H28)

お客さんが無口でも、強面(こわもて)でもコミュニケーションを簡単に諦めたらだめですよ。 ということです。

 

第14項(過去3回出題)

情報提供を受ける購入者等が医薬品を使用する本人で、かつ、現に症状等がある場合には、言葉によるコミュニケーションから得られる情報のほか、その人の状態や様子全般から得られる情報も、状況把握につながる重要な手がかりとなる。
情報提供を受ける購入者等が医薬品を使用する本人で、かつ、現に症状等がある場合には、その人の状態や様子から状況を把握してはいけない。(H24)
購入者が医薬品を使用する本人で、かつ、現に症状等がある場合であっても、その人の状態や様子全般から得られる情報は、状況把握につながる重要な手がかりとはならない。(H25)

情報提供を受ける購入者が医薬品を使用する本人で、かつ、現に症状等がある場合には、言葉によるコミュニケーションから得られる情報のほか、その人の状態や様子全般から得られる情報も、状況把握につながる重要な手がかりとなる。(H29)

 「共感」という面からも、購入者(お客さん)の様子を「察する」ということはとても大事です。

 

第15項(過去3回出題)

購入者が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮がなされることも重要である。
購入者が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮がなされることも重要である。(H25)
購入者が医薬品を使用する状況は、随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、コミュニケーションの機会が継続的に確保できるよう配慮する。(H27)

購入者等が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮することが重要である。(H28)

たとえ常備薬にするとしても、一度にたくさん購入してそれっきり、となるのはよくないですよ。ということです。

売上のためにも、定期的にお店に足を運んでいただいて「その後お加減はいかがですか?」などとコミュニケーションを重ねていけると素晴らしいですね。

 

 

第1章 関連項目リンク

第1章「Ⅰ医薬品概論」出題詳細① - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

第1章「Ⅰ医薬品概論」出題詳細② - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

第1章「Ⅰ医薬品概論」出題詳細③ - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」1):出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」2):出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」3):出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」4)a:出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」4)bc:出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」4)de:出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」5):出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

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