第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」5):出題詳細
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第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
ここからは9~14問、平均約12問が出題されます。
第1章のメイン項目です。しっかり押さえておきましょう。
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5)プラセボ効果
H24年以外は毎年1問出ています。
必出の4項とH29年に初めて出題された項目を見ていきましょう。
第1項(過去7回出題)
医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果(偽薬効果)という。 |
医薬品を使用したとき、目的とした薬理作用が生じることをプラセボ効果という。(H21) |
医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果という。(H22,26,27,28) |
医薬品を使用したとき、薬理作用として意図的に生じさせる効果をプラセボ効果という。(H23) |
医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に( a )によらない作用を生じることをプラセボ効果(偽薬効果)という。(H25) |
薬理作用によりプラセボ効果が生じることもある。(H29) |
プラセボ効果とは「薬理作用によらない効果」のことだと覚えましょう。
第2項(過去7回出題)
プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与して生じると考えられている。 |
プラセボ効果は、条件付けによる生体反応等が関与して生じると考えられている。(H21) |
プラセボ効果に関与しているものの一つとして、条件付けによる生体反応が考えられている。(H22) |
プラセボ効果は、暗示効果等が関与して生じるものと考えられている。(H23) |
プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による( b )な結果への期待や、条件付けによる生体反応、時間経過による( c )な変化等が関与して生じると考えられている。(H25) |
プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)等が関与して生じると考えられている。(H27) |
プラセボ効果は、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)は関与していないと考えられている。(H28) |
プラセボ効果は、条件付けによる生体反応が関与して生じる場合がある。(H29) |
プラセボ効果は、
・楽観的な結果への期待(暗示効果)
・条件付けによる生体反応
・自然発生的な変化(自然緩解など)
の3つの関与があります。キーワードは「条件付け」でしょう。
第4項(過去6回出題)
プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの(効果)と不都合なもの(副作用)とがある。 |
プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの(効果)と不都合なもの(副作用)とがある。(H21,28) |
プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は、すべて望ましいもの(効果)である。(H22) |
プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は、すべて望ましいものである。(H23) |
プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、不都合なもの(副作用)はない。(H26,27) |
一般的にはプラセボ効果とは「良い面」のことを指すことが多いですが、例えば「この胃薬を飲むと眠くなる」など不都合なこともあります。
※通常胃薬には眠くなる成分は入っておらず、薬理作用によらない効果ということになります
第5項(過去6回出題)
プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。 |
プラセボ効果は、客観的に測定可能な変化として確実に現れるものである。(H21) |
プラセボ効果は、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。(H22) |
プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることがある。(H26) |
医薬品は、プラセボ効果を目的として使用されるべきではない。(H27) |
プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。(H28) |
プラセボ効果は、客観的に測定可能な変化として現れることはない。(H29) |
主観的な変化:眠くなる、頭痛が治まる、など本人しか分からない変化
客観的な効果:顔色が良くなる、熱が下がる、など他人が見ても分かる変化
体温は体温計を使えば客観的に測定可能ですね。
第6項
購入者等が、(プラセボ効果により)適切な医薬品の選択、医療機関の受診機会を失うことのないよう、正確な情報が適切に伝えられることが重要である。 |
一般用医薬品の購入者等がプラセボ効果により、適切な医薬品の選択、医療機関の受診機会を失うことのないよう、正確な情報が適切に伝えられることが重要である。(H29) |
プラセボ効果とは「あてにならない効果」なので、それで体調が良くなったからもう大丈夫、としてはいけませんよ。ということですね。
第1章 関連項目リンク
第1章「Ⅰ医薬品概論」出題詳細① - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
第1章「Ⅰ医薬品概論」出題詳細② - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
第1章「Ⅰ医薬品概論」出題詳細③ - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」1):出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」2):出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」3):出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」4)a:出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」4)bc:出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」4)de:出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」5):出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
第1章「Ⅱ 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」6):出題詳細 - 登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》
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