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第2章「III 症状からみた主な副作用 」3-1)消化器系に現れる副作用、2)呼吸器系に現れる副作用

 

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3-1)消化器系に現れる副作用、2)呼吸器系に現れる副作用

 2年に1~2問出題されている感じです。

頻出問題は8題ありますので、しっかり押さえましょう。 

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1)消化器系に現れる副作用

 

(a)消化性潰瘍

 

第1項

医薬品の副作用により胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態である。胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。
消化性潰瘍は、医薬品の副作用により胃や十二指腸の粘膜が障害され、組織が損傷した状態であり、胸やけ、空腹時にみぞおちが痛くなる、糞便が黒くなるなどの症状を生じる。(H21)
イレウス様症状(腸閉塞様症状)は、医薬品の作用により胃や十二指腸の粘膜が障害され、組織が損傷した状態である。(H23)
消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜が障害され、組織が損傷した状態であり、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐き気、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状を生じる。(H25)

 自分が胃潰瘍になったら、、、とイメージしておくといいでしょう。

イレウスについては(b)を参照してください。

 

第2項(過去5回出題)頻出です!

自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。
消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、突然の吐血・下血あるいは貧血症状の検査を受けたときに発見されることもある。(H21)
消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合があり、突然の吐血・下血あるいは貧血症状(動悸や息切れ等)の検査を受けたときに発見されることもある。(H23)

消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査を受けたときに発見されることもある。(H25)

消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合があり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。(H27,28)

 全てYesです。

消化性潰瘍は普通は胃痛などの症状がありますが、じわじわと進行した場合などは自覚症状があまりない、ということもあります。

 

(b)イレウス様症状(腸閉塞様症状)

第3項

イレウスとは腸内容物の通過が阻害された状態をいう。腸管自体は閉塞していなくても、医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛やガス排出(おなら)の停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れる。
消化性潰瘍では、激しい腹痛やガス排出(おなら)の停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れる。(H26)
消化性潰瘍とは、医薬品の副作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられた状態である。(H27)
腸内容物の通過が阻害された状態を消化性潰瘍という。(H28)

 全てNoです。消化性潰瘍とイレウスを入れ替えての設問です。

 

第6項

小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、発症のリスクが高い。
イレウス様症状は、小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、発症のリスクが低いとされている。(H21)
イレウス様症状は、普段から便秘傾向のある人は発症リスクが低いとされている。(H25)
小児や高齢者のほか、普段から下痢傾向のある人は、医薬品の副作用によるイレウス様症状の発症のリスクが高いとされている。(H27)

普段から便秘傾向の人はイレウスの要注意者となります。 

 

2)呼吸器系に現れる副作用 

(a)間質性肺炎

第9項

通常の肺炎が気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものであるのに対し、間質性肺炎は肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたものである。
間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織で起きた肺炎である。(H21)
間質性肺炎は、気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものである。(H23)
間質性肺炎は、気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものであり、その症状は、かぜや気管支炎の症状との区別が容易である。(H27)

細菌性の肺炎は気管支や肺胞の内側(空気と触れる部分)に炎症を生じますが、間質性肺炎は肺胞の間(空気には触れない部分)に炎症を生じます。

 

第10項

間質性肺炎を発症すると、肺胞と毛細血管の間のガス交換効率が低下して血液に酸素を十分取り込むことができず、体内は低酸素状態となる。
肺胞と毛細血管の間でのガス交換効率が低下して、血液に酸素が十分取り込めずに低酸素状態となる。(H22)
間質性肺炎を発症すると、肺胞と毛細血管の間のガス交換効率が低下して血液に酸素を十分取り込むことができず、体内は低酸素状態となる。(H27,28)

肺胞の周りで炎症が生じているので、肺胞の機能自体が低下することは避けられません。肺胞の機能は「ガス交換」ですので、体内の酸素が不足するということが分かりますね。 

 

第11項(過去5回出題)頻出です!

息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱等の症状を呈する。 一般的に、医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多い。(略)必ずしも発熱は伴わない。(略)症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症(肺が線維化を起こして硬くなる状態)に移行することがある。
間質性肺炎では、一般的に、痰を伴う咳が起こる。発熱は、必ずしも伴わないことがある。(H21)
息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱等が、医薬品の使用から1~2週間程度の間に起こる。(H22)
間質性肺炎の症状は、一般的に医薬品の使用から1~2時間程度の間に起こり、必ず発熱を伴う。(H25)
間質性肺炎では、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳 (痰の出ない咳 )等の症状を呈し、悪化すると肺線維症に移行することがある。(H26)
間質性肺炎は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳 )、発熱等の症状を呈し、 医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多い。(H28)

間質性肺炎の特徴は、①空咳(痰の出ない咳)、②使用開始から1~2週間で発症、③発熱を伴わない場合もある、あたりです。

 

第12項(過去4回出題)

これらの症状は、かぜや気管支炎の症状と区別が難しいこともあり、細心の注意を払ってそれらとの鑑別が行われている。
かぜ、気管支炎等の症状と区別することは容易である。(H22)
間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎等の症状と区別が難しい。(H25)
間質性肺炎は、気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものであり、その症状は、かぜや気管支炎の症状との区別が容易である。(H27再掲)
間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と簡単に区別できる。(H28)

 間質性肺炎の初期症状は、かぜとよく似ていて、店頭で区別することはほぼ無理です。医療機関ではレントゲンや血中酸素飽和度などを基に医師が鑑別します。

 

(b)喘息

第14項(過去5回出題)頻出です!

喘息は、内服薬のほか、坐薬や外用薬でも誘発されることがある。(略)特に、これまでに医薬品(内服薬に限らない)で喘息発作を起こしたことがある人は重症化しやすいので、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。
喘息は、内服薬だけでなく坐薬や外用薬でも誘発されることがあるが、坐薬や外用薬の使用によって喘息発作を起こしたことがある人の場合、重症化しにくいため、使用を避ける必要はない。(H21)
喘息は、内服薬だけでなく坐薬や外用薬でも誘発されることがある。(H23)
喘息は、内服薬によって引き起こされ、外用薬で誘発されることはない。(H25)
喘息は、内服薬のほか、坐薬や外用薬でも誘発されることがある。(H27)
喘息は、坐薬や外用薬では誘発されない。(H28)

副作用は内服薬だけでなく、坐薬や外用薬でも起こり得る、ということを理解していれば正解できます。一度アレルギーや副作用を経験した場合、同じ医薬品を再度使用した場合には重症化することがあるので絶対にやめましょう。 

 

 

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