登録販売者試験 過去問から導く最強対策《東海北陸版》

過去問を完全分析して見えてくる最強対策

第3章 「Ⅶ 内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)」(6p)

 

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 Ⅶ 内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)(6p)からはだいたい1問が出題されます。たまに2問出題の年もあります。

ページ数からするととても効率が悪いですね。深追いは禁物ですが、頻出項目くらいは目を通しておくといいでしょう。

過去3回以上の出題項目は7つあります。

1)アレルギーの症状、薬が症状を抑える仕組み 

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 ここはスルーです。

 

2)代表的な配合成分等、主な副作用 

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(a)抗ヒスタミン成分

第6項

ジフェンヒドラミンを含む成分については、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。
ジフェンヒドラミン乳汁に移行しないため、この成分を含む製品は母乳を与える女性でも使用することができる。(H23)
ジフェンヒドラミン塩酸塩は、吸収された後、母乳中へ移行することはないので、授乳している女性が服用しても問題ない。(H28)
吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。(H29)

まず、 乳汁に移行しない医薬品成分はほとんどありません。

ジフェンヒドラミンの場合副作用に眠気があり、ジフェンヒドラミンの成分が含まれた母乳を飲んだ乳児にひどい眠気=昏睡が起こっちゃうと困りますよ、という話です。

 

第7項(過去6回出題)最頻出です!

ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがあり、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。
ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に、交感神経系の働きを抑える抗コリン作用を示す。(H21)

成人1日量(6錠中) グリチルリチン酸二カリウム 180 mg リン酸ピリドキサール 12 mg マレイン酸クロルフェニラミン 9 mg

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ヒスタミン成分が配合されており、口渇などの副作用が現れることがある。(H22)

マレイン酸クロルフェニラミンは、抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。(H25)
ヒスタミン成分は抗コリン作用も示すため、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断をうけた人が服用すると症状が悪化することがある。(H27)
緑内障の診断を受けた人では、使用する前にその適否について、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。(H29)
抗コリン作用を示すため、排尿困難の症状がある人では、症状の悪化を招くおそれがある。(H29)

全てYesです。

ポイントは二つ!

・抗ヒスタミン成分=抗コリン作用がある

・抗コリン作用⇒口渇、便秘、排尿困難、眼圧上昇(緑内障悪化)

これが分かっていれば大丈夫です。

 

(b)抗炎症成分

第8項(過去5回出題)頻出です!

皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸モノアンモニウム、ブロメライン、トラネキサム酸等が配合されている場合がある。

成人1日量(6錠中) グリチルリチン酸二カリウム 180 mg リン酸ピリドキサール 12 mg マレイン酸クロルフェニラミン 9 mg

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グリチルリチン酸二カリウムは、皮膚や粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンを補給することを目的として配合されている。(H22)

ブロメラインは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている場合がある。(H23)
皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的としてカンゾウが配合される場合がある。(H24)
トラネキサム酸は、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として用いられる。(H25)
グリチルリチン酸二カリウムは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合される。(H29)

 炎症をやわらげる成分をいくつか覚えておきましょう。

グリチルリチン酸、ブロメライン、トラネキサム酸などが主に配合されます。

グリチルリチン酸は生薬・甘草に含まれる成分です。

ブロメラインはパイナップルに含まれる消炎酵素成分です。パイナップルを食べると舌先や唇に違和感を覚えた経験はないでしょうか?それはブロメラインの働きで、舌や唇のタンパク質が消化されているそうですよ。

トラネキサム酸は抗炎症や止血剤としても使用される成分ですね。

 

(c)アドレナリン作動成分

第9項(過去4回出題)

鼻炎用内服薬では、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、プソイドエフェドリン塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩、メチルエフェドリン塩酸塩等のアドレナリン作動成分が配合されている場合がある
塩酸フェニレフリンは、鼻粘膜の血管を拡張させることによって充血や腫れを和らげることを目的として用いられる。(H24)
フェニレフリン塩酸塩は、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることにより、 鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合される。(H26)
プソイドエフェドリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される。(H26)
プソイドエフェドリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を拡張させることによって、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。(H29)

 ポイントは二つ!

エフェドリン類、フェニレフリン=アドレナリン作動成分

・アドレナリン作動成分=交感神経刺激作用⇒血管収縮

とつながるようにしておきましょう

 

第12項

パーキンソン病の治療のため医療機関でセレギリン塩酸塩等のモノアミン酸化酵素阻害剤が処方されて治療を受けている人が、プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された鼻炎用内服薬を使用した場合、体内でのプソイドエフェドリン代謝が妨げられて、副作用が現れやすくなるおそれが高く、使用を避ける必要がある。
塩酸プソイドエフェドリンが配合された鼻炎用内服薬は、医療機関パーキンソン病の治療を受け、塩酸セレギリンが処方されている人では、使用を避ける必要がある。(H23)
医療機関パーキンソン病の治療を受け、セレギリン塩酸塩が処方されている人は、プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された鼻炎用内服薬の使用を避ける必要がある。(H26)
医療機関でモノアミン酸化酵素阻害剤が処方されて、パーキンソン病の治療を受けている人が使用した場合、体内でのプソイドエフェドリン代謝が妨げられて、副作用が現れやすくなるおそれが高い。(H29)

全てYesです。

この項目は登録販売者にはとても難しい内容です。

パーキンソン病」とあったらYES!でいきましょう。

 

 

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 (d)抗コリン成分(過去4回出題)

鼻炎用内服薬では、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として、ベラドンナアルカロイド、ヨウ化イソプロパミド等の抗コリン成分が配合されている場合がある。
アレルギー用薬には、鼻炎用内服薬で鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として、ベラドンナアルカロイドが配合されることがある。(H21)
ラドンナ総アルカロイドは、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されている場合がある。(H23)
ベラドンナアルカロイドは、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えることを目的として用いられる。(H24)
ベラドンナアルカロイドは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑えることを目的として配合される。(H26)

 鼻炎薬の中で鼻水を抑える成分として重要なのは、ベラドンナアルカロイドとヨウ化イソプロパミド、ダツラエキスなどです。

これらの抗コリン成分が配合されていれば、「鼻水によく効く」といってお客様に紹介していいでしょう。ただし、「口の渇きも結構あります」と必ず付け加えましょう。

ヒスタミン成分による抗コリン作用だけでは鼻水によく効くとまでは言えないのが実際です。

 

(e)ビタミン成分

皮膚や粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンを補給することを目的として、ビタミンB6(ピリドキサールリン酸エステル、ピリドキシン塩酸塩)、ビタミンB2(リボフラビンリン酸エステルナトリウム等)、パンテノールパントテン酸カルシウム等、ビタミンC(アスコルビン酸等)、ニコチン酸アミド等が配合されている場合がある。
アドレナリン作動成分として配合される塩酸ピリドキシンは、自律神経系を介した副作用として、めまいや頭痛、排尿困難が現れることがある。(H21)

成人1日量(6錠中) グリチルリチン酸二カリウム 180 mg リン酸ピリドキサール 12 mg マレイン酸クロルフェニラミン 9 mg

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リン酸ピリドキサールは、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることにより、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されている。(H22)

皮膚や粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンを補給することを目的として、ニコチン酸アミドが配合される場合がある。(H24)

 ビタミン成分は補助的な役割として配合されることがありますね。

ビタミン〇〇という呼び方と成分名が一致するようにしておくとバッチリです。

ピリドキシン・ピリドキサール=ビタミンB6

フラビン=ビタミンB2

などを押さえておきましょう。

 

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